ちょっと、そこの奥さーん、
土曜日ですよー!
おはようございます。
先日、仕事を終え、駐車場から家へと歩いていたら
路地の前に、通行止めの看板が立っていた。
どうやら、道の両端のアスファルトを切って剥がしている。
「通れますか?」と不安げに聞く私に、
道路整備のおじさんが、こう言った。
「真ん中を、真ん中を通ってください。」と。
真ん中真ん中と、工事区間に足を踏み入れたとたん、
工事のおじさん達が一斉に、
「こんちわー、ご迷惑かけまーす。」と、声を掛けてくる。
なんと社員教育の行き届いた人々だ。
そう感心しきりで、私は何度も頭を下げながら歩いた。
何度も何度も頭を下げていたら、なんだか足元がふらつき出した。
右へ右へといざなわれてゆく。
この場で一番やってはいかん事、
それはアスファルトを剥がした砂利部分に足を踏み入れる事。
しかし、私の足元は、秋なのに、素足にツッカケ。
ヨレヨレし出した私の足と、グネグネずれる不安定なツッカケがやんちゃをし出す。
足がもつれにもつれ、どうにも右足と左足がクロスしてしまう。
倒れまいと左右へ揺れる上半身を弄ぶかのように、
調子に乗った、私の足は全速力でデューク更家。
ついには、履いていたツッカケまでも蹴散らかし
クロス、クロスそしてクロスで、裸足で駆け抜けたのであった。
砂利部分を。
白いの、遊ぼう
よし、遊ぼう
違う感じで、遊ぼう
いや、まず立とう
そのうち、お前も蹴っつまづくぞ!
まず、運動!
次に、タワーの買い替え!
そして、靴を履け!!