なんて、可愛い女の子なの?
思わず、そう言ってしまうのです。
おはようございます。
我が家のあやというネコは、なんとも可愛いネコなのだ。
昨夜も、熱々の鍋を食べていた我が家のおじさんに、
背後から、飛び蹴りをお見舞いしていた。
取り皿に、突っ伏したおじさんが、慌てて振り返った時には、
あやの姿は、もうそこには無いのだ。
彼女は、ただ、遊んで欲しいだけなんだ。
我々の食事中に。
私が、コタツに座って、ゆっくりお茶を飲もうと湯呑を持った途端に、
横から、私の腕を掴んで揺らすのも日常茶飯事だ。
口に届く頃には、辺り一面、ビッショビショで、
急いで拭いている時には、あやの姿は、もうそこには無いのだ。
彼女は、ただ、撫ぜて欲しいだけなんだ。
コップを持っている最中に。
顔だけを見れば、子猫のように小顔で、
体だけを見れば、そら恐ろしい程に大きくて、特に尻が大きくて、
全体を見てみると、違和感を抱かざるを得ない、バランス。
強靭な肉体に、ちっこい頭。
まるで、オスのカンガルーだ。
そんなあやは、いつでもスキップしている、可憐な女の子だ。
例えば・・・そう。
お花畑をルンルルンっと歌いながら、すべての花をなぎ倒して、
スキップして行くような、そんな可憐な女の子だ。
誰彼かまわず、ワァっと驚かせて、
のけ反る姿を見るのも好きだし、上手い。
仕掛けられた方は、のけ反るどころか、ぶっ倒れそうになって、
回避すべく、よろけて足の小指を角に打ち付けて、
やっぱりのけ反れず、うずくまって声も出せない。
ようやく痛みに慣れて来て、もう許さんとばかりに
あやを探すと、
そこには、瞳を輝かせながら、ルンルルンな感じで、
スキップしている、可憐な女の子が要るのだ。
叱れない・・・こんな子叱れない・・・。
なんて、可愛い女の子なんだろう。
だからね、あやちゃん。
パソコンから退いてくれないかな?
ノートパソコンって、潰れないのかな?大丈夫なのかな?
あや「おばちゃ~ん」
声が大きいよ。
すぐ側だもの、そんな張り上げんでもいいんだよ。
あやちゃん、離してくれよ。
見ろよ、おばちゃんの顎を。
3重顎になっちゃってるよぉ、あやちゃん。
重いんだよ~、グッと堪えてるからだよ~。
あや「見て~、あやのシャチホコポーズ」
うん、見たよ。何度も見たよ。
パソコンは押さえてるんだね、さすがだよ~。
そろそろ退いてくれないかな~?
あや「ルンルルン」
なんて、可愛い女の子なんだろう・・・
と、己に言い聞かせるという修行の日々なのである。