全然、食べてないのに、
太っちゃうってどゆこと?
このセリフ、私も今までの人生の中で何度も発してきた。
きっと、食べてるんでしょうね。
そういう事なんでしょうね。
おはようございます。
我が家のうんこは、ああ見えて、大食家ではなく、美食家だ。
あれは、そろそろ離乳期に入らんとしていた頃だったか、
感染症の影響で、何も食べられなくなった事がある。
ミルクも離乳食も、水さえも受け付けなくなり、
当時の獣医さんは、
「おかっぱさん、期待しないで。覚悟も要るかも。」と暗い顔で言った。
ぐったりとした、小さなうんこを見て、
私は半ばヤケクソで、甘酒をティースプーンにすくって、
うんこの口に近づけてみた。
そしたら、うんこったら、それを舐めたんだ。
マジかと驚いたっけ。
ティースプーン2杯程度だったが、
これがある意味、起爆剤となって、うんこの食欲が戻ったんだ。
米麹で作った甘酒。
もちろん、アルコールは含んでいない物だ。
ネコは肉食動物。
決しておススメは出来ないが、
少なくとも、当時のうんこの命を繋げた、パワーフードだった。
なんて、お前らしいんだと、つくづく思う。
あれから1度も甘酒なんて、舐めさせた事はないが、
うんこの食への飽くなき追及は、続いていた。
キャットフードへの拘りもハンパではないが、
驚いた事に、どんなネコでも喜ぶような、そんなオヤツでも、
うんこは、ノーを突き付けてくる。
他の子達が凄く喜んで、美味しい美味しいってキャッキャ喜んで食べる、
歯磨きオヤツにも、
うんこは冷ややかな目でスルーする。
なんで、お前は太ったんだ?と、つくづく思う。
うんこが、一気に太った時期が、あったんだ。
ここに越してきて、私が酷く忙しくなり、
そのせいか、病に倒れて入院してしまった、あの時期だ。
大食家ではなく、美食家なくせに、
不安を紛らすために、ひたすら食べていたのだろう。
なんだ、お前のせいじゃないじゃんと、つくづく思う。
あのね、うんこ、ごめんなさ・・・
うんこ?
うんこ「おじさん、何食べてるの?」
うんこ?
何も、もらえんぞ。
うんこ「欲しいとかじゃないの!見せてって言ってんの!」
何?そのきっぱり感?
うんこ「どれどれ~?クンクン」
もらえる訳ないぞ~。
うんこ「ちょっと、邪魔しないで、母さん!」
なんで、キレてんの?
うんこ「もうちょっと、近くへ。ほれ、もそっと近くへ」
お前の食べられる物じゃないって。
うんこ「じゃ、甘酒を出せ!」
出さないし。
うんこ、今は淋しくなんて、ないだろ?
だから、ダイエット続けような。
もう、淋しくないだろ?
うっとうしいだろ?
このうんこラブ過ぎる、白いのとか居てさ。