キーを打つ、この指が、
なんだかちょっぴり、はしゃいでいる。
おはようございます。
クリスマスの日、姪っ子達が遊びに来た。
お姉ちゃんは、高校生。
妹は、中学生。
これぐらいの年頃の娘さんってのは、
お洒落に興味が出て来て、ちょっと背伸びしたくなるものだ。
「おばちゃん、綺麗に塗って」と、
マニキュアを持ってきた。
冬休みだもんな。これくらいいいだろうと思い、
マニキュアを見てみると、黒いマニキュアだった。
え?黒いマニキュアなの?
聖飢魔Ⅱ好きなの?
奇遇!ちょう奇遇!!
おばちゃんもね、聖飢魔Ⅱフアンよ。
と黄色い声を出したところ、
姪っ子達は、明らかに戸惑っていた。
これが、かの有名な、ジェネレーションギャップだ。
妹ちゃんの爪に塗ってやると、意外にもいい感じで、
ならばと、ついでに自分の爪も塗ってみた。
お姉ちゃんが、「うん、いい感じだね。」と言ってくれた。
私は、
うんうん、いい感じだよね。
なんつーの?
手の色のくすみが目立たない!とはしゃぎながら、姪っ子達を見ると、
やっぱり困惑の表情だった。
彼女達との距離が、さーっと音を立てて遠のいてゆく。
やばい、縮めねばと焦った私は、
お姉ちゃんは?お姉ちゃんにも塗ってやろか?と言うと、
お姉ちゃんは、
「うち、バイトあるからダメなんだぁ。」と言いながら、
ニベアを取り出し手に塗り始めた。
おっと、来た!ニベア来た!!
チャンス到来だ。
あぁぁ、今の学生もニベア塗る感じなんだぁ。
うちらもさ、学生の頃は、断然ニベアよ。
ねぇーねぇー、そうだよねぇー。
ところで、ニベアって、元々日本の製品じゃないって知ってる?
姪っ子達「え?そうなの?どこの国の物なの?」
食いついて来たー!
ドイツ発祥だと伝えると、
姪っ子達「まじー?そうなんだぁ。じゃ、ニベアってドイツ語なの?」
ん?
ちょっと待ってっと、
ニベアの裏の小さな文字を探ってみるが、裸眼では到底見えはしない。
お姉ちゃんに読んでもらおうとしたが、
お姉ちゃんも「これは、見えん。うち、そんなに眼が良くないから」と。
私は、思わず、
だよねーやっぱ、そうだよねー、うちも、さすがに見えんわぁっと、
はしゃいでしまった。
若者との距離を縮めた実感が掴めて、はしゃいだ訳だが、
実際、この手に掴んだものは、老眼鏡だった。
老眼鏡を掛けて、読んでみると・・・
~ニベアとは、ラテン語で「雪のように白い」を意味する。~
まじか?
雪のように白いを、3文字で?
白い=ニベアなら分かるが、
雪のようにを付けるほどに白い様を、3文字で?
盛り上がった。
一瞬にして、
歳の差なんて吹っ飛んで、3人で大いに盛り上がった。
ニベアさん、ありがとう。
我が家の若者たちは、トイレタイム
出た、あやの片足ポーズ!
片足ポーズ、かっこいいぞ!
おたまは?
片足ポーズ?
なんか、違うくない?
これは、よーいドンポーズか?
おたま「オラ、なういだろ?」
ナウいー、ちょうナウいー!