長い休みの間、
私が、唯一成し遂げた事が、
仇となった瞬間だった。
おはようございます。
私は連休中、久しぶりにクッキーを焼いた。
無骨ではあるが、食べられる、
そういうレベルのクッキーを焼いたんです。
我が家のおじさんでも、普通に食べられる、
そういうレベルのクッキーを。
そんな、普通に食べられる甘い連休は、
あっという間に過ぎ去り、
私の平日は、ついに始まった。
今年に入って初めての仕事。
気持ちを引き締めようにも術すら思い付かない。
それほど呆けていた私は、
頂き物のカップスープを飲んでみようと思った。
熱いスープで目覚めよ、私。
カップの中をかき混ぜよ、私。
もっとかき混ぜよ、私。
もっとだ。
もっともっともっとー
って、
これ、ベーキングパウダーですやん!
クッキーに入れた、ベーキングパウダーですやん!
カップスープの横の、ベーキングパウダーですやん!
こういう状態の私は、不安を抱きつつ、出社した。
寝るな、私。
手を動かせ、私。
それでもダメなら、なんか食ってろ、私。
そう、自分に言い聞かせ、
懸命に仕事を成し遂げたが、
それが仇となる瞬間を、また経験したのだった。
あぁ~ただいま~
おたま「くんが くんが」
おたま?
おたま「くんが くんが」
おたま?
おたま「くんが くんが」
おたま?
おたま?
おたま?
・・・・・
おたま?