この数日で、
いっぺんに秋の風になった。
夏は終わった。
おはようございます。
秋の空は移ろいやすく、
昨日も天気がいいからと洗濯物を外に干したのに、
帰った頃には、ぐしょ濡れだった。
それは、秋に限ったことではない。
私は、年中、大体こうだ。
今年は厳しい暑さが続く夏であったが、
そんな中、1キロたりとも痩せずに移ろわず乗り切った私。
そんな私にも、夏には様々な思い出がある。
20歳の夏は、友人たちと海へ行った。
民宿でお酒を飲んだら、友人の一人が、なぜか猛然とダッシュし始めて、
彼女を止めるべく夜の浜辺で全速力で追いかけた。
その時、叫んだ言葉は、今も忘れられない。
「お前は、イノシシかー!」だったなぁ。
いや、もっと素敵な夏の思い出も・・・有った・・・はずだ・・・。
それにしても、海かぁ。
海なんて、もう何年も行っていないなぁ。
そんな訳で、今年も海には行っていないが、
気分だけでもと、買い物をしてみた。
ご覧ください。
わしの夏の妄想劇場を。
黒のシンプルなビキニ(←購入未定)の上に無造作に羽織った白いシャツ、
腰にはパレオを巻きスカート風に巻き、
私は、浜辺に降り立つ。
その足元は、
シルバーの編み上げサンダルだ。
さて、まず履いてみようか?
ややこやしいな、おい!
これ、どこに足を入れたらいいんだ?
いざ、砂浜へ
きつく締め上げんと紐が下がってくるし。
きつく締め上げると、筋肉が動かし辛いやないか!
うんこ「かあさん?これ、血が死なない?」
座っていても、足がしびれてくる。
すっかり火照った足を、海で冷やそう。
血、死にかけとるがな!
寸でのところで足をやられるところだったわ。
危ない、危ない。
あら?あのライフセーバーの男性、
さっきから、ずっと私ばかり見ているわ。
恋の予感?
ねえ、恋の予感?
そこで、真っ黒に日焼けした、その男性は
ついに私に向かって叫んだ。
「そこの白い帽子のおばさ~ん、ここは潮干狩り禁止ですよ~」
そういうんじゃねーわ!
これは、お洒落で被ってんだかんな!!
こうして、今年の夏は何もせず過ぎて行った。
さらば、夏。
来年こそは、待ってろよ。