あかん・・・
落ち着かない。
落ち着かないよ~。
おはようございます。
我が家のおじさんは、今夜、職場の忘年会だそうだ。
その忘年会で、なぜか「おどるポンポコリン」を
歌わないければならないらしい。
我が家のおじさんは、いたって真面目な男だ。
ふざけたり、おちょけたりするのが極めて苦手な、
いうなれば、私の真逆に位置する人間だ。
もちろん、ポンポコリンも深くは知らない。
よって、
完璧に予習をすべくPCで動画を何度も確認していた。
そして、ついに今朝。
「おかっぱちゃん?たしかピコ太郎の衣装、ありましたよね?」
えっ?
「貸していただけますか?」
あんだって?
「一応、あのアフロのカツラも」
正気か?
「面白いかなって・・・」
おじさん?
あんた、あんた、お笑いをナメてないか?
私は、今、非常に不安です。
職場でも真面目なおじさんが、
突如、変な格好で登場したら、会場はどうなるのだろうか?
「覚悟した、男の背中」
きっとおじさんは、だだスベリという経験をするのだろう。
恐ろしいまでの引き潮を感ずるのかもしれない。
いや、もはや、背筋が凍るのかもしれない。
しかし、私は止めなかった。
黙ったまま、被せたアフロを取り、衣装とともに渡した。
そして「あんたの屍は、おれが拾ってやる。いってこい!」とだけ告げたのだった。
うんこ「おじさん、頑張ってね。」
おたま「きっと、こんな目で見られるぞ。おじさん」
帰ってきたら、優しくしてやれ!