手が悪いっという言葉は、
この地方の年寄りならではの言葉でしょうか?
おはようございます。
私は、『手が悪い』。
辞書だと、方法が悪いという意味になるが、
私の手の悪さは、そういう意味ではなく、
ついうっかり、綺麗なお姉さんを触っちゃう・・・
というのは、手癖の悪さであって、
私の『手が悪い』というのは、
漬物を漬けると、必ず腐らすという、かなり限定的な悪さなのです。
我が手で、漬物を触ると、腐る!
そういう恐ろしい手なのだ。
お嫁さんだった頃も、
舅の梅干し作りを手伝うため、
干した梅を瓶に素手で数個放り込んで、全滅させた。
母の瓜の味噌漬けも、同じ要領で全滅させた。
そんな時、必ず、
「おかっぱは、手が悪いんやな」と言われたものだ。
しかし、自分の短所を人のせいにするタチの私は、
「バカな事、こいてるよ」という具合に、浅漬けを漬けた。
そうして、次の日、腐っていた。
そんな私の夢は、糠漬けを漬けることだった。
もちろん、諦めていた。
何度も、浅漬けを腐らせて、ようやく、
舅の梅干しも母さんの味噌漬けも、
私の手が悪かったんだと、認めるしかなかったからだ。
浅く漬けてなんぼの浅漬けさえ、腐らせるのに、
乳酸菌を育ててこその糠床の菌を、
生かせる自信は、私には、もうない。
けれど、
私が生涯一度でいいから、人に言ってみたい言葉は、
「おっしょはん、堪忍しておくれやす」と
「うちのぬか床、分けてあげようか?」だ。
それくらい、私は糠漬けに夢を持っていた。
そんな時!そんな時にですよ?
こんなん、見つけたー!
きゅうりと、この糠をチューブから出して、
ラップで巻いて約24時間、冷蔵庫に寝かせれば、
誰だって、作れちゃうという、優れものだ。
これなら、手が悪い私だって、
さすがに腐らせないだろう。
ということで、さっそく漬けてみた。
20時間後
ん~・・・・
ん~・・・・
なんだろう?
ちょっと漬かり過ぎた漬物的な、酸っぱさが気になる。
まさか、腐らせた酸味か?
糠漬けって、こんなに酸っぱかったっけ?
答えが分からない・・・
おい、おたま?
お前も、相変わらず正解の分からん寝方してるな?
ん~・・・
なんか、どことなく、変なんだよな~
おたま「おらのどこがだ?」
ん~・・・・
ん~・・・・
どこだろう?