うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

黒猫と、本当は白髪の女

2022年04月15日 | ほくろたれ蔵の事

春だから・・・

春なのに?

いや、やっぱり、これは春のせいだ。

 

おはようございます。

春の気候とかが相まっているのか、

最近の私の髪が、異常にサラサラだ。

 

私の髪は、もともと硬くて直毛だ。

『形状記憶合金を内蔵したブラジャー』が売り出された頃は、

周囲から、

「おかっぱの髪も、形状記憶合金なんじゃない?」

と、からかわれたほどだ。

当時は、まだ少女だったから、髪も不器用なまでにまっすぐで頑なだった。

 

そんな私も、幾度の挫折を経験した。

幾つかの恋をして、数え切れないほど、涙を流した。

だから今は、あの頃ほど頑なではないにしても、

それでも、柔いヘアゴムに、素直に従うような髪ではない。

巷で聞く『くるりんぱ』ヘアアレンジなんて、できっこないし、

ふんわりパーマやルーズな束ね髪などという、どっちつかずな態度は許さない。

私の髪は、髪だけは、俗世を捨て、そぎ落とされてた高僧のようだ。

 

ただでさえ、そんな具合だから、私は髪を毎日洗ったりはしない。

一週間に一度程度だ。

頭皮から分泌される油分が、適度に髪を落ち着かせてくれるからだ。

そうでないと、サラサラが過ぎて、こっちが参ってしまう。

その条件は変えていないのに、最近はこんな状態です。

どうあっても、分け目を許さない。

滝行をしている気分です。

 

そんな我が家には、私以上に、サラサラなのがいる。

たれ蔵の被毛は、知らずに触ると、

「はっ」として手を引いてしまうくらいだ。

多くの人は、たれ蔵を撫ぜると、そうなる。

ちなみに、

私の髪は、多くの美容師が触った瞬間、

「これは・・・どうしよう」と顔を曇らせるが、

たれ蔵の被毛は、幸せにさせてくれる。

 

そして実は、美形でもある。

我が家ダントツの美男子なのだけれど・・・

あや「ちょっとぉ、あたしの場所、取らないでよ!」

と、文句を言われると

 

この顔だ。

微笑むように、目を細める。

 

どうにかして、たれ蔵の整った顔を撮ろうとしても、

「たれちゃん、こっち向いて~」

と、声を掛けると、

 

やっぱり

こんな顔しちゃうのよね~。

さすが優等生は、素敵な挨拶をしてくれる。