私は、入れ物難民だ。
おはようございます。
とかく、丁度いい入れ物に出会えない。
「この入れ物、素敵!」
そうだ、机の上のあれとこれを、この入れ物に納めよう。
そしたら、机の上がスッキリする。
ちょうどいいじゃないかと買って来るのだけれど、
納めてみると、釈然としない心持になる。
ポーチ運にも恵まれていない。
弊社の隣のデスクの熟女さんは、このポーチ運にすこぶる恵まれている。
「そんな素敵なポーチ、どこで買ったの?」
と、思わず詰め寄ってしまうくらい、
いつも素敵でちょうどいいサイズのポーチをバッグに入れておられる。
そして、そのバッグもちょうどいいサイズなのだ。
私の、ちょっと小さいなと不便を感じていたバッグの中には、
ポーチ運のある熟女さんから頂いたポーチと、
ピッタリの神が付いているポンちゃんままに頂いたポーチとで、
なんとか支えられている次第だ。
自分で買ったポーチは、どれもこれも、役立たずだ。
通帳より、ちょっと小さいポーチ。
リップは入るけど、ムヒは入らない尺のポーチ。
大きさはいいが、ポーチのくせにやたら重いポーチ。
がま口のポーチは、がま口が硬すぎて開かずのポーチだ。
財布も今年は買い替えた。
満を持して買い替えた財布のサイズが、若干小さい。
カードスペースにカードを入れると、もう取り出せない。
人差し指で無理くり取り出すのを続けてきたおかげで、
人差し指のささくれが酷い。
そんな時、私はこうする。
「だったらさぁ、でっかいカバンを買えば、いいんだろうが!」
これは、一種の負のスパイラルだ。
ピッタリサイズだと思ったカバンを買って、
使ってみると、「ちょっと小さい・・・」と思いながら我慢を強いられ、
ある日、プツンと糸が切れたみたいに、でっかいカバンを買って、
「あぁぁ、デカすぎて邪魔くせー」と持て余すという、負のスパイラルだ。
私は、こんなことを、何十年続けてきたのだろう。
そして、また繰り返した。
休日、母と買い物へ行ったついでに、でっかいカバンを買った。
母のでかパンツとシミーズと、私のカバンをレジに持って行くと、
店員さんに、
「レジ袋はどうされますか?」
と聞かれた。
レジ袋は有料になった昨今だが、今回ばかりはレジ袋に入れて欲しかった。
なにせ、でっかいカバンが入る買い物バッグなど持っていない。
買い物バッグでさえ、私はちょうどいいサイズの物を持っていないのだ。
「レジ袋に入れて下さい。」
そうお願いすると、店員さんから
「このバッグも入れますか?」
と聞かれたと思い、私は力強く頷いた。
すると、店員さんは、こうしてくれた。
私が買ったでっかいカバンに、母のでかパンツとシミーズを、
ぴったりと詰め込んでくれたって訳だ。
そこであの時、店員さんは、
「このバッグに入れますか?」と聞いたのだと理解できた。
そして、思った。
「この人も、ちょうどいい入れ物を見つける達人だな」と。
こちらもピッタリね。
あや「パズルみたいになってるわね」
ピタッとはまっているね。
たれ蔵は、重くないの?
たれ蔵「ちょうどいい重さなんだよ。」
そっか、そっか。
羨ましいわ~・・・ちょういいって言ってみたい!