うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

これが、これで、淋しい終わり

2025年01月27日 | 日記

「もうさすがに、運転はやめて欲しい」

そう言ってから、

父は、かずこが救急車を呼んでしまうほど、酒を呑み続けて荒れていた。

 

おはようございます。

かずこのボケが一時、こころもち改善したくらい、荒れていた。

私は、父の年齢が90歳だから止めて欲しいと思った訳じゃない。

周囲の人からは、よく、

「もう90歳なんだから、運転は止めさせた方がいい。」

と言われていたが、あやふやに笑って誤魔化していた。

見てもいないのに、歳だけで判断されたら、父じゃなくとも納得しがたいだろう。

 

だから私は、去年10月に受けた、

父の免許証更新時に必要な認知機能検査にも協力をしていた。

試験対策の本も渡し、

「脳トレ!脳トレ!」

と言いながら、なんだかんだ父をこき使っていた。

「そこ、拭いて!」だの、

「ゴミの日だから、出しといて!」とか、

「また猫拾うから、頼んだで!」と言って、父を動かしていた。

億劫がる父に、

「これが出来ない人は、運転は無理だよね。頑張れ!」

と突き放した。

そんな私に、父はとうとう、

「お前、意地悪い姑みたいだな。」

と言うようになっていた。

 

その日々の中で父を観察して、そして告げた。

「記憶も、身体能力も、どこを取っても、もう運転は危ない。」と。

父は荒れに荒れたが、納得もしていた。

納得せざるを得なかったのだ。

「もういやだ。こんな鬼姑にこき使われるのはたまらん。」

とも、思ったのかもしれないが、

昨日は、ついに父と愛車の別れの日となった。

とても、静かな別れだった。

 

そんな私も、ついにお別れだ。

淋しい、淋し過ぎる。

これ、完成してしまったのだ。

 

中途半端に残っている毛糸を使って、これを編んでみたのだ。

アフガン編みという技法で編んでみたけど、楽しかった。

ああ、終わってしまった。

 

あや「ねえ、これって何?」

ん?

これ、何だろうね?

ひざ掛けにしては大きいしなぁ。

とにかく、これはこれでいいのだ。

可愛いから!