MAMMA ちょっと 元気になれる かもしれない処

箱根西麓の山の上で 自然な生き方を模索する日々

また青天の霹靂

2022-08-04 22:25:36 | komako

日本で仕事があるという事で、長男が6月から3カ月間、大阪に来ています。

話したいことがあるので、仕事の休みの時に、私が大阪に行くと話したら、

大分県のホテルを予約するので、そちらへ一緒に行こうと提案されました。

息子と旅行する事など考えたことも無かったので、嬉しいお誘い、

行ける時には行こう、人生は有限ですから。

今日は大阪に行って、息子が予約してくれたホテルに泊まり、明日、飛行機で大分へ。

飛行機は苦手なのですが、電車では時間がかかり過ぎる、今回は頑張る事にしました。

大阪には行ったことが無いので、平常時なら夕方息子と会うまでの時間、

あちこち歩き回るために早く家を出るのですが、今回はホテルに直行。

コロナ感染を避けるための判断で、午後出発する予定でした。

ばあちゃんはショートステイで過ごしてもらうので、9時に迎えに来て頂き、

その後私は、収穫できる野菜をせっせと採って、保存していました。

10時半、ショートステイの職員から電話、何だろうと思ったら、抗原検査で陽性!

耳を疑うというのはこういう事かと、直感的に思いました。

体温を測ったら37.1度だったので、念のため抗原検査をしましたとのこと。

ばあちゃんの平熱は高めだと伝えてあり、出かける時は36.8度で、いつも通り食欲旺盛、

少し鼻声ですが、具合の悪そうな兆候は全くありませんでした。

昨日病院にも行ったばかりです。

ばあちゃんは、週に一度のデイサービスと月に一度の通院で出かけるのみ。

私はコロナ発生以来、買い物は週に一度、必要以外の場所には行かず、

6月末に2年半ぶりの一人旅をして来ただけで、草刈りと畑仕事の毎日。

家に人が来ることも無く、山の上の一軒家みたいな所に住んでいて、なぜ?

今から出かけるつもりだったと話し、もう一度検査をしてくれることになりました。

電話を待つ間、作ったばかりのオクラの味噌汁をかき混ぜて、気持ちを落ち着け、

なるようになる、現実は現実、受け入れるのみ、そう考えました。

11時5分、電話、2回目も陽性反応。

すぐに息子へ電話をし、残念だけど私はキャンセル、一人で楽しんできてと言うと、

大分のホテルは変更できるけど、飛行機のチケットが無理かもと言っていました。

今日のホテルのキャンセルは、当日なので無理でしょうね。

介護の厳しさ、自由に動けない、これが現実だよ、ずっと楽しみにして来たんだよ。

息子も思わぬ経験をしたと思います。

ばあちゃんを迎えに行くと、職員は防護服態勢、驚きました。

デイサービスでコロナ感染者がいるのか聞いたら、

家族の感染はあったけれど、本人は陰性でしたとの事。

ばあちゃんを車に乗せ、家に帰って来ましたが、特にどうという事も無し。

いつも通り、好きな食パンに粒あんをつけてしっかり食べ、麦茶を飲んでいました。

午後の体温は37度、夕方は36.1度、夜は36.4度。

静岡県も感染者が激増しているので、今日は様子を見ることにしました。

このまま誰とも会わずに、10日間過ごせばいいんでしょ?

いつもの病院へ連絡すべきか、コロナの全数把握が問題になっているし・・・。

しばらくは何もやる気になれず、時計を眺めて、今頃は名古屋あたりかな?

午後4時、もうすぐ新大阪に着くはずだったと思いながら、草刈りを始めました。

燃料が終わり、長屋に戻ると4時45分、ホテルに着くころだな。

今日は暑くないので、休憩せずにもう一台の草刈り機で続きをやりながら、

ふと、これは反省しようがないことだ、誰も悪くない、だからめげない。

旅行から帰ったらやるつもりだった、アジサイの上のものすごい草を、

草を被りながら、夢中でやり終えました。

ちょうど5時半、息子の仕事が終わって会う頃だな。

今日も草刈り、よく頑張りました。ハナマル💮

クヌギの下のアジサイが一枝、きれいでした。

青天の霹靂って、時々ある事なんだな。

自分の人生を考えると、そんな気がします。

コロナが蔓延しても、こんなところに住んでいる私には影響がなく、

運動不足の心配もしないでいられるのは、ラッキー。

なんて思っていましたが、コロナの仕打ちはあった。

コロナの辛さが分かり、これでいいのかもしれません。

息子との旅行を楽しみにしたこの3週間、大阪の地図や名所を調べ、

やっぱり都会には興味をそそられないな等と思いながらめくった雑誌、

これはこれで、忘れられない2022年の夏になりました。

コメント
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