ずーっと、蒸し蒸ししていて、暑いんだか寒いんだか解らない気温だったんだけど、なんと、ここんところの湿気で、湿度96%!
シンガポール並の湿度だったらしい。
そんなメルボルンも、今日は久々にからっと晴れて天気が良かったので、さっそく買ったダイエットシューズで外に出てみた。
あちこち歩いて、エクササイズシューズの威力を試してみたかったのに、あれ?あれれ?なんか、身体が動かない。
おかしいな?おかしいな?
ここんとこ雨だったから、閉じこもるくせがついちゃっていたのか、なんか、太陽の下に出て行けない。
娘に話しても「わかんなーい」と、これまた、思考停止。
それじゃ、ショック療法ってことで、いつものようにシティーに行って参りました。
カジノの駐車場に車を停めて、漫画喫茶まで歩く事30分。
人がたくさんいたので、ノロノロと歩いて来ました。
到着した頃には、足がひどく疲れていて、なんか、あちこちプルプル震えていましたわ。
帰りは、いい加減、ホントに足の筋肉が疲れていたので、マクドナルドで一休み、途中のベンチで一休みと、2回休みカジノのビルへ戻りました。
マクドナルドでチキンナゲットセットを食べた、美鞠ちゃん。
晩ご飯は要らんだろう?って思ったんだけど、ピザ屋さんの前を通ったら、我慢できなくなって、食べてしまいましたハワイアンピザ。
子供の顔くらいの大きさだったので、1個を半分に分けてディナー。
その後、お嬢様が「まだ、遊びたい」とおっしゃるので、パンケーキパーラーでデザートのアイスクリームパンケーキを食べて、しばらくブラブラしていました。
ママは、あちこち休みながら、お友達から借りた白夜行を読んでいたんですが、ドキドキハラハラで、ドラマを見てストーリーは知っているのですが、夢中になって時間を忘れてしまっておりました。
東野圭吾って、ストーリーを作る才能よりも、ストーリーを見せる才能がすごいですよね。書き方が来る。
ドラマは、キャストが、これまたはまり役だったんですね。
山田孝之の桐原はわけわかんない、優しいんだか冷たいんだか、冷めてるんだか、熱いんだか、そんなキャラを上手に演じていたし、武田鉄矢の笹垣刑事も、のらりくらりとしてるようで、蛇のようにぬらりぬらりとしつこく絡まるキャラを上手に演じていたし、あの2人の味が、原作に流れているどす黒さを画面で表現されてたんですねぇ。
この2人って、「パサパサ」と「ぬらぬら」、「乾物」と「液体物」って感じで対照的ですよねぇ。
面白かった。
こういう濃く、人間の心の奥を表現している文学を読んでいると、不特定多数の現実の男達はなんて軽々しく生きて居るのだろうと、昨日のロンドンハーツで、騙されていてた男の子を思い出すんですよねぇ。
女の手口にも気付かず、徐々にはめられて行き、はめられてるのにも気付かず、「自分は恋をした!」とあたかも、自分の意志で女の子を好きになってるような錯覚をする。
見事に、はめられていく手口が見えていたんだけど、本人は、はめられていると解っても、きっと、恋しちゃうんだろうなぁ。
息子も、これでやられたんだ。
男ってねぇ。まったく、悲しい生き物だ。