ニュージーランドのメモリアルサービスは、知り合いでも無い、クライストチャーチに住んでも居ない人も参加していたんです。160人以上の人の命を失い、あの美しかった街を失った悲しみを分かち合うために、同じところに集い、彼らを忍び、レスキュー隊たちに感謝し、一緒に泣いて、同じ時を過ごしたんです。
こういうプロセスって必要なんですよね。
ご縁あって、同じパスポートを持てる友が、天災や原発事故で亡くなったことで、被災地じゃなくても喪失感ってあるんですよね。
今回は、想像もできない規模で、二次災害のように、被災地で寒さと空腹のために、お亡くなりになる方もおられると聞きました。
落ち着いたら、日本でもメモリアルサービスが行われると思います。
その時は、メルボルンから祈ろう。
こんなところに居ると、事の重大性がわからない、私たちの子供です。
昨日は、息子に黒いTシャツを着せて、領事館に行って、弔問記帳をさせて、在外選挙権の申請をしながら、領事館の人と災害の話しをしてきました。
在豪21年なもんで、領事館の人と知りあいになっちゃってますから、息子が「領事館に顔だってのは、なんなんだ?」と驚いていましたが、あたしが見せたかったのは、こうやって、災害に合われた人や、亡くなった人たちへ想いを寄せて、お悔やみを話す文化が日本にあるんだよって事でした。
関係ない土地に住んでるからって、無関心で居ちゃいけないんです。
それを解ってもらいたかった。
原発のニュースは、結構深刻で、海外のニュースは各国の原理力エキスパートが出てますから、まぁ、言いたい放題で。
そもそも、核分裂の法則を発見したのは、アインシュタインですからね。
原子力ってのは、海外のオハコですよね。
日本人の方が素人かもね?
TBSのストリーミングや、その他のニュースの記事では解らない事を報道していました。
それが、夕べ、原子力資料研究室というところから、原子力発電所の設計をした元設計技師の方の説明がありました。
ユーストリームによる「原発に今何が起こっているのか」
これです。
これを見て、どう思うかは一人一人違うと思いますが、大抵の人は「原発は安全だ」と言われてきましたし、私も、原発は世界で一番の耐震設計と安心構造の、科学と技術の象徴だと思っていたんですよ。
そしたら、型が古くて、安全じゃないから、もう、世界中どこでも作って無いタイプだっていうじゃないですか。
さっき、保安院と、東電の会見中継を見ていたんですが、やっと、東電が真剣になってきました。
保安院は、まだ、余裕です。あの余裕は、知識が無いからなのか、知識がありすぎて諦めているのか、謎です。