なーんかのぅ~
良くわからないんだけど、子育て関連なんですがね、あたしと美鞠の会話を聞いて「へぇ~」とか「お子さんを大事にされてるんですね」とか、まぁ、褒められる事が多々あるわけです。
あたしの中では、図体ばっかりでかくなっていますが、武士も美鞠も、2、3歳のちっこいままなんですよね。
武士になんて、20歳にもなって、何甘やかせてんの?と、他人様はおっしゃいますが、あたしの頭の中の武士は、ちっこくて、目をクルクルさせてる臆病な2歳児なんですよね。
いつの間にかでかくなってますけど。
いつの間にか見上げるようになりましたけど。
見上げながら、あたしの頭の中では、2歳児たけちゃんの顔が、ぼいん!と出ているわけです。
ぷちぷちぐぅ~~
むにむにぷぅ~~
ってやつですよね。
可愛いなんてもんじゃない。
これは、一生、あたしが死ぬまで続くでしょう。
おっさんになって白髪が出た武士を見ても、あたしの頭の中では、ちっこくてぷにぷにしてる武士が見えるんでしょう。
毎日が新鮮で、毎日が発見で、毎日が楽しい。
最近は、いつの間にか大人になっちゃって、重い荷物を運んでくれたりしますけど、それも「おお~ 成長したなぁ~」と、感動の1つになるわけです。
部屋がきれいだった高校生時代。
部屋がきたない大学生時代。
これも、ママの「部屋が汚いからゴキブリ出るんだよ!」と言われて、恐怖の心で片付けをしていた、お子ちゃま時代を卒業したんだなぁ~ と、感動させてもらえます。
そのうち、あちこち痒くなって、湿疹が出て来たら、掃除するでしょ。
もしくは、美鞠が「臭い!」と騒ぎ出したら、ママも騒ぎ、そしたら、女共がうるさいから、ベッドシーツを変えても良いよ~ と言い出すでしょ。
そんな風に、あたしの普通は、違うらしい。
でも、あたしの周りの人は、こんな風な人ばっかりだから、何が違うのか、あまり良くわからないんですよね。
どんな障害があっても、勉強できなくても、友達ばっかりで家を空けていても、母子は仲良しです。
こういうのって、お金で買えませんものね。
家があっても、車があっても、なんかね、お金で買える物じゃ幸せになれない。
人よりも、良い物を持っていても、「それ、良いね」と言う人が居なかったら、その物に価値があるのかさえ解らない。
ビトンだ、高級住宅だ、なんて、そんな物、なんの頼りにもならない。
あるモノを持っていたら、他の物もあるだろう?と、期待されて終了。
結局、自力で「どんだけ稼げるの?」「どんだけ借金できるの?」ってのが大事になってくる。
それって、信用とか、人間関係ですよね。
あたしは、そっちの方が、とても貴重で確実で大事じゃないの?って思う。
だから、息子が友達を呼ぶとか、何かするって言ったら、上機嫌でもてなす。
滅多に無い事だけど、そうやって家に呼んだ時に、お友達が気楽で楽しんでくれたら、それが、武士の印象を上げるだろうし。
将来の、どの時間で、それが役に立つか解らないし。
あたしも、最近、遠い昔のご恩をお返ししたところなんで、自分を振り返って、ますます、子供と子供を取り巻く人達を大事にしようと思った今日であります。
何億円ものお金を残して逝くよりは、そういう「こころ」の遺産を残して逝きたいなぁ~