美鞠、結構すごい奴だった

今日は、年末のミーティングの日。
障碍児は、年に４回ミーティングがあるのだけど、美鞠は勉強ができないだけで、問題が無いので２回あったら良いかな。
今日のメインテーマは、来年の話しについて。
初登場のフランチェスは、キャリアコーディネーターで、全校生徒の進路を管理し、情報を集め、申請書を出し～　なんて仕事をしている人。
障碍児と健常児は、行ける学校も、学費の問題も違うから、フランチェスは美鞠のケースが初めての障碍児ってことで、お勉強すると言っておりましたです。

さっそく、ブリンハイツ（自閉症の学校）の、カティーナを紹介して、電話で話し合うと。
うーん、らくちん。

あたしは、今年までのゆるゆるな５年間は終了。
来年から、あちこち出かけて、コネを取り付けて、必要ならボランティアに入って、美鞠の居場所を探しに走り回るのであります。
ついでに、あたしの出会いなんてあったら笑ってね（笑）

しかし、美鞠ちゃん、高校２年生の数学終了しちゃったよ。
数学の先生が、他の子供たちと同じ事をさせて、同じ条件で試験を受けさせて、できちゃいましたよ。。。と。
来年は、受験用の数学やるんだって。
取りあえず、やらせてみて、できなかったら戻そうねってことで話しがついた。

英語は、良い先生で、戦争とかいじめとか暴力とか、そういう社会の悪しき部分を一切排除した情報で、現代社会で起きている実際の話しを使って、エッセイを書けるように、起承転結を教えていたのだそうな。
ワード数は、高校１年生程度ですって！！！
あたしよりも凄いんじゃないですか？？？
ネイティブの高校１年生ですもんね！！！

ビジュアル・コミュニケーション・デザインでは、紙に書いた絵をスキャンして、フォトショップで加工。
それを、A４横のつるつるした紙に印刷して本を作った。
絵も、物語も自分で書いた。
幼稚園児の絵なんだけど、表情とか状況とか、見ただけで解ってしまう、すごく解りやすい絵を描いていて、あれ、出版しようかな？なんて思っちゃいましたよ。売れたら、学校の名前も上がるし、先生の給料も上がるかな！！
真面目に考えてみよう。
英語だから、世界に売り出せるよねぇ。どこの出版社に持ち込もうか？

本当に、あの人IQ58なんですかね。
いやいや、もっと低くても良いんですけどね。どうせ、国からお金をもらう為の数字なんだから。




しかし、すごいなぁ。
あたしは、いろんな事を言われて来た。
下手に希望を持つと、学校や先生に期待し過ぎて、暴れる親がいっぱい居るから、良い事はあまり言われてこなかった。
美鞠の将来は、なにもできず、なにも無いと言われて来たんだけど、まさか、最終学年まで一般の学校で勉強できるとはねぇ。
２年くらいで追い出されるんじゃないかと思っていたんだけどなぁ。

武士も、図書館へ行っちゃった。
武士こそ、小学校時代、バカだちょんだと、先生にくそみそに言われたんですけどね。
「ばーか、天才は、遅咲きなんだよ！」と腹で思い、顔で「すみません～」としおらしく。
怒りは、家に戻ってから「公文やれ～！！！」
ええ、塾なんて、行かせてませんでしたよ。無いし。
公文だけでした。
しかし、よく勉強するよねぇ。
残業代付かないのにねぇ。

２人とも、すごいなぁ。
こんな、怠け者のあたしから、よくも、まぁ、こんな子がでてきたもんだ。
感動だよ。