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お着物Enjoy生活からバレエ・オペラ・宝塚etcの観劇日記に...

ミラノ スカラ座公演 「アイーダ」 ①

2009-09-04 13:33:54 | OPERA
今日はお休みを取って、Milano Scala座の来日公演、「AIDA」を観てくるつもりです。
ファーストキャスト狙いで初日のチケットを押さえたのですが、どうやらポロポロと
変更のお知らせがxxx
まぁ、「ドン・カルロ」初日、ドリーム・キャストの予定が、サミュエル・レイミーの降板でちょっと
その輝きがトーンダウンしたショックに比べればまだマシではありますが・・・
(もうレイミーの全幕を日本で観る事は敵わないのかもxxx)



ミラノ・スカラ座 2009年日本公演 9月4日(金)
「アイーダ」全4幕

指揮:ダニエル・バレンボイム

演出・舞台装置:フランコ・ゼッフィレッリ
衣裳:マウリツィオ・ミレノッティ
照明:ジャンニ・マントヴァニーニ
振付:ウラジーミル・ワシーリエフ
合唱指揮:ブルーノ・カゾーニ

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エジプト王:カルロ・チーニ

アムネリス:エカテリーナ・グバノヴァ

アイーダ:ヴィオレッタ・ウルマーナ

ラダメス:ヨハン・ボータ

ランフィス:ジョルジョ・ジュゼッピーニ

アモナスロ:ホアン・ポンス

使者:アントネッロ・チェロン

巫女:サエ・キュン・リム


ミラノ・スカラ座管弦楽団 /ミラノ・スカラ座合唱団

プリンシパル:サブリーナ・ブラッツォ アンドレア・ヴォルピンテスタ
ソリスト:ピエラ・ペドレッティ
ミラノ・スカラ座バレエ団

東京バレエ学校

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◆上演時間◆

【第1幕】 17:00 - 17:50
-舞台転換-
【第2幕】 17:55 - 18:40
休憩 35分
【第3幕】 19:15 - 19:50
休憩 30分
【第4幕】 20:20 - 20:55


※8/28付、9/3付の最新情報でお知らせしておりますとおり、アムネリス役に予定されていたルチアーナ・ディンティーノは来日後喉を痛め、出演が不可能になりました。代わりまして本日はエカテリーナ・グバノヴァが出演いたします。
また本日のエジプト王役は当初発表したスポッティに代わりダブル・キャストのカルロ・チーニが出演いたします。何卒ご了承のほどお願いいたします

というアナウンス。
でも、AIDAはなんといっても、あの!豪華華麗なゼフィレッリの美術が見ものなので・・・
絢爛豪華なエジプト宮廷に浸って参りますね


Studio Mosaico 作品展

2009-09-04 13:15:58 | ART
8月30日の日曜日、ランチとディナーのお約束の合間に(笑)
表参道のギャラリー「Gallery5610」で開催中の、
スタジオモザイコ 大理石モザイク教室作品展~地中海の女神達~」
2009年8月29日(土)~9月6日(日)
に伺いました


大理石や天然石を、槌で砕いて丁寧に天然の色を使い分けて、古代のモザイク遺跡を参考に
作り上げられた作品群はとても見ごたえがあります。



こちらはメデゥーサをモチーフにした、先生(美人です)の作品ですが、
一般の生徒さんの作品は草花や動物をモチーフにしたもの、抽象的な装飾文様で
作られたスツールやサイドテーブルなど、暮らしにちょっと取り入れるとどんなにお洒落かしら・・と
すぐにでもお教室に申し込みたくなる(笑)作品群が色々とあって目移りしてしまいました。

チュニジア大使館協賛、ということで、
地中海世界を中心に、イタリア、チュニジア、エジプトなどの美術館や遺跡で現存する
モザイク作品を時にはアレンジして、時には忠実に再現を試みて・・と
本格的ながらも、そのテーブルの枠や額などは木工・金工作家さんとのコラボレーションで
とてもお洒落で日本で製作されたものとは思えない雰囲気があります。

表参道のAVEDAのすぐ近く。駅からもすぐですので、お近くに立ち寄られたら是非
いらしてみてくださいね







夏の終わりを惜しんで・・・

2009-09-04 12:40:38 | GOURMET
8月30日の日曜日は、8月前半、劇場に詰めていた日々を取り返すように?
お友達とお会いして過ごしました。



お昼は銀座のバーニーズ近くの京ふじさんにて。
日曜日のお昼にお弁当をいただけるお店は、銀座では貴重です(笑)
カウンターで4名。
さぞ賑やかでちょっと(ちょっと??)迷惑だったかも・・・

でもとてもお店の方も感じよく、白木のカウンターの明るい雰囲気の中で程よいボリュームの
八角弁当をいただきました。



集ったのはMINXのお洒落友達です。
わたくしはフィリップ・リムの黒麻のコクーンシルエットのワンピース。
実は銀座OPAQUEの会員対象のイベント、Eleganceのメイクアップアーティストの方による
プライベートメイクアップで、秋の新作を中心に使った”エレガンス・メーク”をしていただいてから
こちらに伺ったのでしたが・・・あまりいつもと変わらないかも(笑)?
わたくしの隣、前列はお着物仲間のmiwaさん。
本当はこの日は夏最後の浴衣を着る会にしましょう!ということでお約束してたのですが、
台風が近づいている生憎のお天気で急遽お洋服に
でもいつもプリントや色を上手に着こなしていらっしゃるのでOKですよ~
miwaさんの後は、この後講演会を控えていらした志津佳さん。
パーソナルコーディネーターのお仕事をされていて、お目にかかるたびにヘアスタイルが違う、
お洒落さんです。この日の究極の(!)まとめ髪、ウインターかと思っていたら実は
オータムだったの~と、早速チェンジされた秋色メイクにもピッタリでいつにも増して素敵でしたよ
そのお隣は、英会話のお勉強でとても成果を出されているmaruさん。
フィギュアスケートにお詳しく、色々と伺いたかったのですが、今回は話題が多すぎて
もっと伺いたいのに~というところで寸止めに(笑)
また、よろしくお願い致します。
あ、maruさんは韓国にご旅行に行かれた、ということで名物、効能パックをお土産に頂戴しました。
オリーブ、ラベンダーなどもお持ちになりましたが、わたくしは7種のハーブを。
使わせていただくのが楽しみです


夜は、里帰り休暇を終えられてまたパリに向かわんとする、
tsubaki-hymeさんと2度目の逢瀬。
京橋のちょっとはずれにあるワインビストロ、「ポンデュガール」で。


グラスの白で前菜とパテを
棚にカジュアルに詰め込んである(という印象・笑)ワインから、
お店の方に相談して選ばせていただいたしっかりめのビオの赤をコンフィと。


最後はすっきりジンライムのソルベ。
なぜか食べ物写真に終始しておりますが
台風上陸、の風雨の中、この小さなお店の中だけはコージーで温かな光と
ワインとおしゃべりに興じる人々の幸せな空間で・・・
tsubaki-hymeさんとはまた、舞台やパリのお話であっという間のお時間でした。
今はすでにParis生活再開、と伺っていますがまたお会いしましょうね







国立新美術館 「ルネ・ラリック」展

2009-09-04 11:40:55 | ART
お着物を愛でる会、で8月23日に訪れた国立新美術館で開催中の
「生誕150年 ルネ・ラリック 華やぎのジュエリーから煌きのガラスへ」
Rene Lalique  A Retrospective


会期終了が迫っていますね。9月7日(月)が最終日ですが、
金曜日は20時まで夜間開館もしていますので、
まだご覧になっていらっしゃらない方は是非!



繊細な工芸品としてのジュエリーを製作していたルネ・ラリック(1860-1945)が、
アールデコのガラス工芸の第一人者として、その範疇をファッションからインテリア、
そして屋外のオブジェまでその視野を広げ、影響力を拡大していく姿をあぶりだす、
年代を追った丁寧な展示。

アール・ヌーヴォーの作家、そしてアール・デコの代表的な推進者の一人として
時代に大きな影響を与えた様が、質・量ともに充実した400点の作品を追うことで見事に蘇ってきます。


間、間でご紹介した画像は、
上から◆ハット・ピン《ケシ》 ※東京会場のみ出品 1897年 オルセー美術館蔵
◆ブローチ《ケシに囲まれた女の胸像》 1900-1901年頃カルースト・グルベンキアン美術館蔵
◆香水瓶《シダ》※ジュエリー時代初期のオリジナル香水瓶の代表作1912年 個人蔵

これらの作品を手がけた時代のラリックは30歳の頃に出会った、アリス・ルドリュをミューズとして
実に繊細な美しい作品を手がけていて、わたくし自身はこの時代の作品群が一番、観ていて
心躍る思いが致しました。

アリスとともに、ラリックの製作に多大な影響を与えた人物として、
この展覧会でスポットが当てられていたのは、イスタンブール出身の実業家でもある美術品コレクター、
カルースト・グルベンキアン氏。
1899年、世紀末のロンドンで出会った彼は、すでに古今東西の考古史料や美術品の
コレクションを持っており、古典に題材を得たもの、エキゾチックな香りのする作品など、
その影響は如実に作品に現れています。





上は、◆ティアラ《雄鶏の頭》 1897-1898年頃 カルースト・グルベンキアン美術館蔵
下は◆テーブルセンターピース《二人の騎士》 1920年 北澤美術館蔵



ジュエリー時代から、ガラスを積極的に取り入れていたラリックは、
香水のコティからの依頼をきっかけに、ガラスの量産に取り組みます。
このあたり、アーティストとしての側面と実業家としてのセンス、スケールは
アーツ&クラフツ運動のウィリアム・モリスを髣髴とさせますね。
時代が芸術に及ぼす影響、ということを思わずにはいられません。

光、をテーマにしたガラス工芸品にフォーカスした作品を次々に発表したラリックの
ある種一つの頂点を示しているのが、1925年の「アール・デコ博覧会」を彩ったモニュメントの数々。
上のレトロな写真は、
◆アール・デコ博覧会絵葉書 噴水塔《フランスの水源》 1925年 ギャルリーグリシーヌ蔵

会場に設けられたモニターで、様々な写真を映し出しているのですが、
この展覧会に出展された日本館の写真が、個人的には興味深かったです。
全くの木造の和風建築なのですが、周囲のアールデコのモニュメントやパビリオンとは
全く異なる存在で、さぞ異彩を放っていたことかと思われます。
パリの人々はバレリュスなど、エキゾチックな香りのする芸術に熱狂していた頃ですから
この日本館も関心を集めたことでしょう・・・。



◆カーマスコット《ロンシャン》第1モデル ※秩父宮雍仁親王英国土産
1929年 東京国立近代美術館蔵

常に時代とともにあったラリックが手がけたのは、豪華客車の内装から
高級車の飾り、カーマスコットなど。
古代帆船の船首飾りを思い起こさせますね。

生誕150年、ということで彼の偉業を時代を追って、見せてくれる展示、
ガラス工芸家、としてのスポット的な作品展はよく催されますが、
ここまで、総括的にアーティストの生涯を追った形での展示はちょっと珍しいかも。

今の時代に、彼が生きていたならば、何を手がけていたかしら・・・
と、つい夢想してしまいます・・・