東バの45周年記念公演としての、新作古典全幕。
マリウス・プティパが1877年に振付けた古典の名作を伝説のバレリーナ
ナタリア・マカロワが改訂した「マカロワ版 ラ・バヤデール」
マカロワはマリインスキーのプリマとして活躍したロシアの亡命ダンサーで華のある美しい人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/0b/a2f8389ccef73949a266d2b4ed1fc702.jpg)
キーロフ(現・マリインスキー)バレエのプリマとして来日したのが1969年。
その後亡命先のアメリカで、ABTの指導に当りマリウス・プティパ版の
第3幕「幻影の場(影の王国)」を1974年に上演し、80年には全幕を上演。
その際、オリジナルの4幕ものを3幕にコンパクトにまとめつつ、大掛かりなスペクタクルゆえに
省略されがちな第4幕の寺院崩壊シーンを復活させたのがポイント。
今回、指導のために40年ぶりに来日。
直接コリオグラファーから指導を受けられるのは貴重ですね。
マカロワ版はロイヤルバレエでも上演され、1990年の舞台は映像として今でも入手可能。
わたくしも、熊川哲也が日本で知られるようになる前に、NY在住、ロンドンに定期的に
バレエを観に訪れていた友人から進められて、彼のブロンズアイドルをチェックすべく
VIDEOを買いましたが、今思うと信じられないほどのオールスターキャスト!
主役のニキヤはアルティナイ・アスィルムラートワ、ソロルがイレク・ムハメドク、
ガムザッティがダーシー・バッセルで大僧正がなんとアンソニー・ダウエル。
大僧正、主役でした(笑)
恋情も嫉妬も苦悩も強烈でとても情熱的。でありながら大僧正としての風格も満点。
さすがダウエルさま!
そして黄金の仏像がTeddy熊川哲也、で、
影の王国のヴァリにヴィヴィアナ・デュランテがいたりするのがなんとも豪華。
そのイメージを持ちつつ、今回の上演にはスカラ座の舞台美術と衣装をそっくり
お借りしていてかなりゴージャス、と聞いていたのでとても楽しみにしておりました。
NBSはスカラ座のOPERA上演の際、オプションでこちらのセットと衣装も空輸したのでしょうか。
結果として、ヨランダ・ソナベントの美しい衣装と、風格のあるスカラ座のセットが
エキゾチックなストーリーをますます盛り立てて、お話がアジアのインドだからでしょうか、
東バのダンサーたちにも似合っていてとても良かったと思います。
3日間の上演でCASTは日替わり。
初日は主役二人は高岸、上野ペアでガムザッティが奈良春夏。
2日目の土曜日が、わたくしの観た木村、吉岡ペアに田中結子のガムザッティ。
3日目の日曜日は、後藤、斉藤ペア(このお二人、ともにベテランですが組むのは初めてだとか)で
高木綾のガムザッティ。
それぞれ個性の違いが楽しめる配役ですが、わたくしとしてはニキヤには
はかなさとたおやかさと芯の強さが欲しいので、吉岡さんしか考えられず(笑)
結果として吉岡さんのニキヤは本当に素晴らしかったので満足です。
ガムザッティは、今、東バで売り出し中のソリスト3人娘、ですね。
役から言うと、本当は半休業中の井脇幸江さんが入ってくれるとグッと舞台が
しまったのでは・・とつい思ってしまうのですが。
マリウス・プティパが1877年に振付けた古典の名作を伝説のバレリーナ
ナタリア・マカロワが改訂した「マカロワ版 ラ・バヤデール」
マカロワはマリインスキーのプリマとして活躍したロシアの亡命ダンサーで華のある美しい人。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/0b/a2f8389ccef73949a266d2b4ed1fc702.jpg)
キーロフ(現・マリインスキー)バレエのプリマとして来日したのが1969年。
その後亡命先のアメリカで、ABTの指導に当りマリウス・プティパ版の
第3幕「幻影の場(影の王国)」を1974年に上演し、80年には全幕を上演。
その際、オリジナルの4幕ものを3幕にコンパクトにまとめつつ、大掛かりなスペクタクルゆえに
省略されがちな第4幕の寺院崩壊シーンを復活させたのがポイント。
今回、指導のために40年ぶりに来日。
直接コリオグラファーから指導を受けられるのは貴重ですね。
マカロワ版はロイヤルバレエでも上演され、1990年の舞台は映像として今でも入手可能。
わたくしも、熊川哲也が日本で知られるようになる前に、NY在住、ロンドンに定期的に
バレエを観に訪れていた友人から進められて、彼のブロンズアイドルをチェックすべく
VIDEOを買いましたが、今思うと信じられないほどのオールスターキャスト!
主役のニキヤはアルティナイ・アスィルムラートワ、ソロルがイレク・ムハメドク、
ガムザッティがダーシー・バッセルで大僧正がなんとアンソニー・ダウエル。
大僧正、主役でした(笑)
恋情も嫉妬も苦悩も強烈でとても情熱的。でありながら大僧正としての風格も満点。
さすがダウエルさま!
そして黄金の仏像がTeddy熊川哲也、で、
影の王国のヴァリにヴィヴィアナ・デュランテがいたりするのがなんとも豪華。
そのイメージを持ちつつ、今回の上演にはスカラ座の舞台美術と衣装をそっくり
お借りしていてかなりゴージャス、と聞いていたのでとても楽しみにしておりました。
NBSはスカラ座のOPERA上演の際、オプションでこちらのセットと衣装も空輸したのでしょうか。
結果として、ヨランダ・ソナベントの美しい衣装と、風格のあるスカラ座のセットが
エキゾチックなストーリーをますます盛り立てて、お話がアジアのインドだからでしょうか、
東バのダンサーたちにも似合っていてとても良かったと思います。
3日間の上演でCASTは日替わり。
初日は主役二人は高岸、上野ペアでガムザッティが奈良春夏。
2日目の土曜日が、わたくしの観た木村、吉岡ペアに田中結子のガムザッティ。
3日目の日曜日は、後藤、斉藤ペア(このお二人、ともにベテランですが組むのは初めてだとか)で
高木綾のガムザッティ。
それぞれ個性の違いが楽しめる配役ですが、わたくしとしてはニキヤには
はかなさとたおやかさと芯の強さが欲しいので、吉岡さんしか考えられず(笑)
結果として吉岡さんのニキヤは本当に素晴らしかったので満足です。
ガムザッティは、今、東バで売り出し中のソリスト3人娘、ですね。
役から言うと、本当は半休業中の井脇幸江さんが入ってくれるとグッと舞台が
しまったのでは・・とつい思ってしまうのですが。