第3部の〆は
★「春の声」 ロイヤルバレエのアリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー。
コボーの肩の上にリフトされたコジョカルが、花びらのように見える白い紙ふぶきを両の手から巻きながら登場・・・の冒頭から、ヨハン・シュトラウスのワルツに乗せて軽やかに舞うコジョカルの 重力をまるで感じさせない滑らかなムーブメントに魅了されます。
ブルノンヴィルスタイル仕込の軽やかな足裁きが見事なデンマーク出身、金髪のコボーの端正な踊りとのバランスも良く、観るものを春の野の幸福感に誘います。
ロイヤル・バレエのお家芸、フレデリック・アシュトン振付の優雅で技巧を凝らした作品。
可憐さが持ち味でテクニックにも定評のあるコジョカルの個性にあった作品とはいえ、彼女にここまでの素晴らしさを感じたの初めてかも・・・
そして怒涛の第4部。
★「カルメン」 ABT,ミラノ・スカラ座バレエ団所属のアレッサンドラ・フェリとロイヤル出身、フリーで引く手あまたのロバート・テューズリー。
フェリはベテランの”女優バレリーナ”。大きな黒い瞳、小柄ながら存在感溢れる容姿に情感豊かな演技で観るものを物語の世界に引き込む個性はバレエダンサーを超えている・・・ゆえについた渾名が”女優バレリーナ”。
前回のバレフェスでマラーホフと踊った「椿姫」では身体のキレが今ひとつで、残念ながら下り坂のダンサーかと惜しんだものでしたが・・・。
今回は前回のイメージを払拭する素晴らしい出来。ベリーショートの黒髪が黒いコルセットだけのローラン・プティ振付ならではの粋なスタイルを更にスタイリッシュに見せています。誘うような美しい脚の動き、時折見せる蟲惑的な表情の艶やかさたるや。もう絶句。
かたや、イギリス紳士然としたアングロサクソンなハンサムの一典型との印象が強かったテューズリーが髪をオールバックに撫で付けた姿は狂おしい嫉妬に燃えるラテン・ラヴァーそのもの。
大人の魅力に満ち溢れた薫り高い一幕。


★「春の声」 ロイヤルバレエのアリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー。
コボーの肩の上にリフトされたコジョカルが、花びらのように見える白い紙ふぶきを両の手から巻きながら登場・・・の冒頭から、ヨハン・シュトラウスのワルツに乗せて軽やかに舞うコジョカルの 重力をまるで感じさせない滑らかなムーブメントに魅了されます。
ブルノンヴィルスタイル仕込の軽やかな足裁きが見事なデンマーク出身、金髪のコボーの端正な踊りとのバランスも良く、観るものを春の野の幸福感に誘います。
ロイヤル・バレエのお家芸、フレデリック・アシュトン振付の優雅で技巧を凝らした作品。
可憐さが持ち味でテクニックにも定評のあるコジョカルの個性にあった作品とはいえ、彼女にここまでの素晴らしさを感じたの初めてかも・・・

そして怒涛の第4部。
★「カルメン」 ABT,ミラノ・スカラ座バレエ団所属のアレッサンドラ・フェリとロイヤル出身、フリーで引く手あまたのロバート・テューズリー。
フェリはベテランの”女優バレリーナ”。大きな黒い瞳、小柄ながら存在感溢れる容姿に情感豊かな演技で観るものを物語の世界に引き込む個性はバレエダンサーを超えている・・・ゆえについた渾名が”女優バレリーナ”。
前回のバレフェスでマラーホフと踊った「椿姫」では身体のキレが今ひとつで、残念ながら下り坂のダンサーかと惜しんだものでしたが・・・。
今回は前回のイメージを払拭する素晴らしい出来。ベリーショートの黒髪が黒いコルセットだけのローラン・プティ振付ならではの粋なスタイルを更にスタイリッシュに見せています。誘うような美しい脚の動き、時折見せる蟲惑的な表情の艶やかさたるや。もう絶句。
かたや、イギリス紳士然としたアングロサクソンなハンサムの一典型との印象が強かったテューズリーが髪をオールバックに撫で付けた姿は狂おしい嫉妬に燃えるラテン・ラヴァーそのもの。
大人の魅力に満ち溢れた薫り高い一幕。



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