マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

友の形見のペン入れ・・・聖書三昧。 そして 『イスラエルを試し、主の道を歩むかどうか見てみよう。』 

2019-06-14 14:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

6月14日。金曜日。

  毎金曜日は、仲間で支えあって、『聖書100週間・聖書通読会』です。 


 聖書100週間3回目の時の・・・  『友の形見のペン入れ』
 
 表にも裏にも刺繍の施された『手作りペン入れ』

    「ペン入れを手元に置いて、私といつも一緒に聖書を読んでください。」
       
   『聖書100週間』での聖書完読には、3年半の長き時間がかかる
 大学生が大学で4年間学ぶ程の時間がかかるので、途中で色々のことが起こる。
     友は、途中で病を得て、完読できないままにお亡くなりになった。
      
      病床の合間に心を込めて『ペン入れ』を作ってくださった。
        「私は天国で、あなたと共に聖書を完読します。」
          
  『ペン入れ』をプレゼントくださる時の「友の言葉」を思い出しながら・・・
        今日も、友と共に、聖書を読み続ける私です。
    
            
       私も、友のように、神様の身元に行くその時まで、
     聖書を読んでいたい。聖書を手元に置いていたいものです。


     
    今日の聖書100週間・通読範囲は、『士師記1章~16章』

  
 
イスラエルの人々は、
   紀元前1250年350年ほど暮らして、故郷となってしまったエジプトを脱出以来、
        40年間かけて、
      目的地:カナンの地を目指して、
砂漠を歩き続けました。


   40年間の間に、
      リーダーのモーセの元、神から『十戒』を与えられ、
     
      『イスラエル人としてのアイデンティチー』を取り戻していきます。


紀元前1210年。
      エジプト脱出後40年間が過ぎ、リーダーのモーセを亡くした後、

  新リーダーのヨシュアと、
      『神の約束の地・蜜と乳の流れる国・カナンの国・イスラエル』に入国。
  
 
 入国後・・・
     
   先住民との戦いを経て、『嗣業の地』を獲得していくイスラエルの12部族です。
      ところが
    イスラエルの部族が先住民に勝利し、『嗣業の地』を得た後に、
          先住民を全滅させることなく、
    イスラエルの人々は、先住民たちと共に住むことになります。

 聖書は語ります。

     『エルサレムに住むエブス人(先住民)については、
    ベンヤミン(イスラエル部族)の人々が追い出さなかったので、
   エブス人はベンヤミンの人々と共に今日までエルサレムに住み続けている。』
                    士師記1章21節


その後に・・・

  『主を知らず、主がイスラエルに行われた御業を知らない別の世代が興った。』のです。
                        士師記 2章10節
     

      唯一の主・神を信じるイスラエルの民は、
 他の神々を祀る先住民と共に住むことになり、異国の影響を大きく受けていきます。
     主なる神を忘れて、他の神々に従うようになっていきます。


そんな時。 

     『主は、イスラエルに対して怒りに燃え、言われた。

「この民は、私が先祖に命じたわたしの約束を破り、わたしの声に耳を傾けなかったので、
     残した諸国の民によってイスラエルを試し、
   先祖が歩み続けた主の道を歩むかどうか見てみよう。」』
                
士師記 2章20-22節

   
   その昔。
    神は、イスラエルの選民を選び、その選民と『契約』を結んだのです。
     『神は民をいついかなる時も愛する。民は神に従う。』と。
       
『契約』は、一方的に破棄できるものではありません。

 
  神は、そんな『神の怒り』と『神の試し』を知った士師・ギデオンに、言いました。

   「先住民のミディアン人をイスラエルの民に渡せば、
イスラエルはわたしに向かって心がおどり、自分の手で救いを勝ち取ったと言うであろう。」
                       士師記 7章2節


     士師・ギデオンは、ミディアン人を破った後、民に言った。

 「イスラエルの民を治めるのは、私ではない。私の息子もあなたたちを治めない。
           主があなたたちを治められる。」
                 士師記 8章23節


   士師・ギデオンの強い信仰が、
   イスラエルの民を守り、神の怒りを和らげ、
      ギデオンの時代40年わたって、イスラエル国は平穏を保ったのです。


  士師の時代は、
  イスラエル入国:1210年~イスラエルの初代王・サウルが立つ973年まで、
         約110年間、13代の士師によって続き、
        『イスラエルの試練の時』が続きました。


  神は、時を見極め、人に『試練』を与えて、
 その人が『主の道』を歩むかどうか見ながら、人の信仰を深めて下さる方です。 

  
   
   イスラエルの人たちも、

     神の試しに出会いながら、自分の信仰を深めていくのです。
     神を思う気持ちがしっかりと根付いていったのでしょう。

   私たち・キリスト者も、
     『試練』に出会うとき、信仰を深める時であるとわきまえ、
             神により頼む者となっていきたいものです。

 

そして。

今日は6月14日。年間第十金曜日。

『今日の第一朗読 使徒パウロの言葉

     『皆さん、わたしたちは知っています。

       すべてこれらのことは、あなた方のためであり、
多くの人々が豊かに恵みを受け、感謝の念に満ちて神に栄光を帰するようになるためです。』
                    コリントの信徒への手紙Ⅱ 4章7-15節

 

『今日のハレルヤ唱』

アレルヤ、アレルヤ。
   『あなたがたは、よこしまな時代の中で、非のうちどころのない神の子として、
   世にあって星のように輝き、命の言葉をしっかりと保つでしょう。』アレルヤ、アレルヤ。
                フィリッピの信徒への手紙 2章15&16節 

 

    今日も、神様の期待に応えるために、パウロの信頼に応えるために、
       イスラエルの人々の『信仰の歩み』を学んだ今、

      キリスト者として、一層励み、成長していきましょう。
     神の光を灯しながら、神の証し人となっていきましょう。

 

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
明日は全国的に雨模様です。穏やかな週末をお祈り申し上げます。 お元気で!