6月8日。金曜日。雨。
金曜日は、聖書大好き仲間で、『聖書100週間』。
今日の通読範囲は、『ヨシュア記』
『ヨシュアの人生』を学びます。
その昔。 モーセ。
紀元前1200年頃。
80歳のモーセは、神に命じられて、
イスラエルの民をエジプトから連れ出して、
神の約束の地カナンを目指して、
40年かけて、ヨルダン川東岸に着きました。
荒野で移動生活の40年間・・・
ヨシュアは、
アマレク人との戦闘を指揮し勝利する。
神から『十戒の石板』を授るモーセに同行する。
『金の子牛』を作り偶像崇拝をしている声を聞き、
「宿営の中に戦いの声がします」とモーセに伝える。
更に。
モーセに命じられて、
カレブ他12人で、『約束の地:カナン』を偵察する。
ヨシュアとカレブはカナンのすばらしさを伝えるが、
それ以外の者たちはカナンの地に入ることの困難を強調する。
このため、
ヨシュアとカレブだけ『カナン』入国を許され、他の人たちは許されなかった。
その後。
モーセは、自分の後継者として、ヨシュアをたてます。
ここから。
『ヨシュア記』の始まりです。
御一緒にお愉しみ下さい。
『ヨシュア記』は、
ヨシュアの指揮の下になされたイスラエル人のカナン征服の記録です。
それは。
『神の約束と励ましの言葉』で始まります。
『主は、モーセの従者・ヌンの子ヨシュアに言われた。
「わたしの僕モーセは死んだ。
今、あなたはこの民すべてと共に立ってヨルダン川を渡り、
わたしがイスラエルの人々に与えようとしている土地に行きなさい。
モーセに告げたとおり、わたしはあなたたちの足の裏が踏む所をすべてあなたたちに与える。
一生の間、あなたの行く手に立ちはだかる者はいないであろう。
わたしはモーセと共にいたように、あなたと共にいる。
あなたを見放すことも、見捨てることもない。
強く、大いに雄々しくあれ。うろたえてはならない。」』
ヨシュア記 1章1-9節
ヨシュア初の戦い。
『エリコ攻略』
カナンの地は、エリコを含む31の都市国家に分かれていました。
『約束の地』に入るため、ヨシュアは都市国家を征服しなければなりません。
ヨシュアが最初に選んだのはエリコでした。
エリコは、カナンを制圧するために、戦略的に重要な地点でした。
堅固な城壁で囲まれ、交通の要所でもあり、
『目的地:カナン』への山脈に通じていました。
ヨシュアは、攻める前に2人の斥候を送り、エリコの様子を探らせます。
そのときに、
エリコ側から探索された2人の斥候をかくまったのは娼婦のラハブです。
2人は、エリコの遊女ラハブの家に泊りました。
ところが、それを見かけて者がエリコ王に告げたのです。
王から遣わされた衛兵は、ラハブの家に来ました。
ラハブは、急いで二人をかくまって、
「日が暮れて城門が閉まるころ、その人たちは出て行きましたが、どこへ行ったのか分かりません。」
と言いました。
ラハブは、追っ手が去った後、二人に言いました。
「この地域の人々は、イスラエルの民がエジプトを脱出したときに起きた奇蹟や
ヨルダン川東岸のアモリ人の王の国を滅ぼしたことなどを耳にして
恐怖におののき心がくじけおり、
イスラエルとその神に立ち向かおうとする者はいなくなりました」
又、ラハブは、自分が斥候たちをかくまったので、
イスラエルがエリコの町を攻めるときに、彼女とその家族を助けるようにと、
二人に誓わせました。
ラハブは、二人を家からつり降ろし、
言いました。
「追っ手と会わないように、山の方へ行きなさい。
三日間はそこに身を隠し、追っ手が引き上げてから帰りなさい。」
二人は、真赤なひもを渡し、
そのひもをつり降ろした窓に結びつけておくように言い、
それを目印にして、エリコを攻めるとき、ラハブと一族を守ることを約束しました。
二人はヨシュアのもとに戻り、
「主は、あの土地をことごとく、我々の手に渡されました。
土地の住民は皆、我々のことでおじけづいています。」と報告しました。
報告を聞き、ヨシュアは、『エリコ攻略』を決意します。
決意するヨシュアに、神の声が届きます。
「軍勢を率いて聖なる箱を先頭に、角笛を鳴らしてエリコの城壁のまわりを毎日1周しなさい。
ひとこともしゃべってはいけない。これを6日間つづけ、
7日目には、7週して、そのあといっせいに鬨の声をあげなさい。」
ヨシュアは『神の声』に従います。
6日間。 イスラエル人たちは、
エリコ城壁を、一回りしました。
七日目。
七人の祭司は角笛を吹き鳴らしながら、主の箱の前を進んだ。
七周目。 ヨシュアは民に命じました。
「主はあなたたちにこの町を与えられた。
町とその中にあるものは、ことごとく滅ぼし尽くして主にささげよ。
ただし、
遊女ラハブおよび彼女と一緒に家の中にいる者は皆、生かしておきなさい。
我々が遣わした使いをかくまってくれたからである」
角笛が鳴り渡ると、民は鬨の声をあげた。
すると、城壁が崩れ落ち、
民は、町に突入し、滅ぼし尽くし、エリコを占領した。
ヨシュアは、土地を探った二人の斥候に、
「あの遊女の家に行って、あなたたちが誓ったとおり、
その女と彼女に連なる者すべてをそこから連れ出せ」と命じた。
エリコ陥落の日に、『ラハブの一族』だけは生き残り、
それ以降、イスラエルの民に加わったのです。
ここで。
遊女ラハブについて、考えてみます。
新約聖書のラハブの称賛記述。
『信仰によって、娼婦ラハブは、様子を探りに来た者たちを穏やかに迎え入れたために、
不従順な者たちと一緒に殺されなくて済みました。』
ヘブライ人への手紙 11章31節
信仰がその行いを伴うとき、それは『義』と認められるのです。
ラハブが、王の命令に逆らい、敵である2人を助けたのは、
ラハブの信仰によってなされた『信仰の行為』でした。
ラハブは、カナン人・異邦人であったにもかかわらず、
『あなたたちの神、主こそ、上は天、下は地に至るまで神であられる。』ヨシュア記 2:11
『信仰告白』をします。
更に。
ラハブは、『イエス・キリストの系図』にも加わるのです。
『サルモンはラハブによってボアズを、
ボアズはルツによってオベドを、オベドはエッサイを、エッサイはダビデ王をもうけた。』
マタイ福音書 1章5-6節
遊女ラハブは、カナン人・異邦人でしたが、
ユダ族の長サルモンと結婚します。
サルモンとラハブの子が、ボアズで・・・・と
イエスの母マリアの夫となるヨセフへと、系図はつながるのです。
ラハブは、
神の救いと祝福を自分の一族に与えたばかりでなく、
救い主の系図の中の母となり、
神の救いと祝福を全世界にもたらす者となりました。
神は、遊女ラハブを、
その信仰のゆえに、人類の救いのために用いられたのです。
神は、貧弱なものをも尊く用い給う『愛なる方』なのです。
続きます。
『カナンの制圧。土地の分割と定住。』
その後。
ヨシュア110歳。 死を前に『神への信頼』を説きます。
ヨシュア亡後。 士師達が、指導者となっていくのです。
『ヨシュア記』から、
①『神は『約束=契約』を最後まで守る方である。』 と確信しました。
紀元前1900年頃にアブラハムと交わした『約束=契約』
イエスまで続く『契約』の一部を見せていただきました。
② 様々な出来事を学び、『神の意志=救いの計画』 と確信しました。
『モーセ五書』に、ヨシュア記を加え、『モーセ六書』と呼ぶ。
『モーセ六書』はユダヤの方々の『心の指針』であろう。
と納得です。
以上。 私の『聖書100週間』の感想の一部でした
皆様
御訪問に感謝申し上げます。
有難うございます。 お元気で!
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