マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『理想の女性』・・・実母。聖母。モナリザ。マグダラのマリア。 そして 『わたしにすがりつくのはよしなさい。』

2020-04-14 21:49:49 | 私のこと
4月14日。火曜日。快晴。

    皆様にとって、 『理想の女性』  はどなたでしょうか?

 
その方は・・・??

    『聖母マリア様』
  

                『モナリザ』
             

  この方もいます・・・

        『マグダラのマリア』
      


   私にとって・・・
     お三人様は、 正に、 『理想』 です。
         『完全』 なお方たちです。
            現実ではないような・・・
         『超越的な規範』 のお方たちです。

      
   やはり。

   私にとって・・・
     『理想の女性』 は 『実母』 です。
       いつも身近にいたので理想になりやすかったのですね。
       私でも、目指すことが可能な 『すばらしい方』 いうことです。

     
  今日の 『福音』 を読みながら・・・
       そんなことを考え巡らしました。


そして。

今日は4月14日。復活の火曜日。


『今日の入祭唱』

   『神は、神を畏れる人に、知恵の水を飲み物として、彼に与える。
     彼は、知恵に支えられて揺らぐことがない。』
 アレルヤ。
     

そして。

『今日の福音書 イエスの御言葉

  今日は、
   『神を畏れる人』:『マグダラのマリア』
     のお姿が、浮き彫りになります。
  更に。
      エル・グレコが描いた
    『悔悛するマグダラのマリア』
      を、3枚、ご紹介いたします。
        ご鑑賞ください。

   

   『その時、マリアは墓の外に立って泣いていた。

     泣きながら身をかがめて墓の中を見ると、
  
     イエスの遺体の置いてあった所に、
       白衣を着た二人の天使が見えた。


    一人は頭の方に、もう一人は足の方に座っていた。
  天使たちが、
     「婦人よ、なぜ泣いているのか」  と言うと、
  マリアは言った。
         「わたしの主が取り去られました。
      どこに置かれているのか、わたしには分かりません。」



       こう言いながら後ろを振り向くと、
   
       イエスの立っておられるのが見えた。

  しかし、  それがイエスだとは分からなかった。


  イエスは言われた。
     「婦人よ、なぜ泣いているのか。だれを捜しているのか。」

  マリアは、園丁だと思って言った。
     「あなたがあの方を運び去ったのでしたら、
       どこに置いたのか教えてください。
      わたしが、あの方を引き取ります。」



  イエスが、  「マリア」  と言われると、
           彼女は振り向いて、
 
   ヘブライ語で、 「ラボニ」 と言った。
      「先生」という意味である。

  イエスは言われた。
 
    「わたしにすがりつくのはよしなさい。
     まだ父のもとへ上っていないのだから。


    わたしの兄弟たちのところへ行って、こう言いなさい。

    『わたしの父であり、あなたがたの父である方、
       また、わたしの神であり、
    あなたがたの神である方のところへわたしは上る』 と。」



     マグダラのマリアは、
       弟子たちのところへ行って、
      「わたしは主を見ました」 と告げ、
      また、主から言われたこと を伝えた。

          ヨハネ福音書 20章11-18節

      
   共観福音書を読むと、
      3人の婦人たちが、イエスの墓を見に行ったと書かれています。
   今日のヨハネ福音書では、
      マグダラのマリアが、一人で、墓を見に行ったと書いてあります。

       マグダラのマリアは、イエスが復活なさったことを知らないで、
           イエスは亡くなったと思って、
             墓に行きました。


      
    『キリスト教の信仰』 は 『イエスは生きておられる方』
            として迎えない限り、
         『本当の信仰』 とはなりません。
          生きておられるイエスと、 
            『直接の出会い』 が必要なのです。



       マグダラのマリアは、  イエスを探しに行きました。
        イエスは、今までも、今も、まじめなマリアを、
          『本当の信仰』 に導きましょう!
 
          とお考えになったのでしょうか!!

        イエス様は、マリアの前に現れました! 
           でも、マリアは、まだ、イエスだと分かりません。

         次に。
        イエスは、マリアに、 「マリア!」  と呼びかけました。
         
      すると。 

        マリアは、初めて、 「先生!」 と言って、
          イエスが、いつも自分のそばにいてくださる
            『最高のすばらしい方』
            『神様』  であると悟ったのです。



   更に。

        イエス様は、
        マリアが 『イエスは神である!』 と悟った後に、
             マリアを信頼して、
   
          わたしにすがりつくのはよしなさい。
          まだ父のもとへ上っていないのだから。」

              と、おっしゃいました。


  こういうことではないでしょうか?

       今までは・・・
         マグダラのマリア も 弟子たちも、
         イエス様を目で確認し、手で触って感じていたのです。


       これからは・・・
         イエス様は、目で見えない、手で感じられません。
         イエス様を、 
              『信仰の目』 で見て、 
              『信仰の心』  
               で、お迎えしなければならないのです。


           
          『見えない』 しかし 『生きておられるイエス様』
              を、『宣教』 していくのです。
             『福音 イエスの御言葉』 
              を、伝えていくのです。
        『今までの見えるイエスのお姿』 にすがりつくなら、
             イエスを伝えることはできません。


       イエス様は、これからしばらくの後に、
          御父の所へ戻られます。
          御父のもとへ上って行かれます。

        
      その後。
 
       私たちと共にいてくださる 『新しい方法』 を、
         『父と子と聖霊』 の 『お三方』 で
           お考えくださるのです。

           期待いたしましょう!

   
ここで・・・

エル・グレコが描いた 『悔悛するマグダラのマリア』 
  3枚。 ご鑑賞下さい。

     
     マグダラのマリア様
    
       『悔悛するマグダラのマリア』 エル・グレコ作品 アメリカ・マサチューセッツ州のウースター美術館
 
      マグダラのマリアがイエスの死を見届けたゴルゴタの丘の
       『ゴルゴタ』 とは 『頭蓋骨・どくろ』 を意味します。
           エル・グレコの作品に限らず、
     マグダラのマリアを主題とした宗教画では『どくろ』が描かれます。       

      
    マグダラのマリア様は、
        最初に、『復活なさったイエス』 に出会ったお方です。
        最初に、復活のイエス様から お声をかけていただいたお方です。 
        最初に、『本当の信仰』 を身に着けたお方です。
        いつも、どんなに悲しい時も、不安の時も、イエス様のおそばにお仕えしたお方です。
       私には、 
         『完全なお方』:『超越的な規範』  です。

           『理想の女性』 として
              崇めさせていただくお方です。

         
              
     マグダラのマリア様
  
   『悔悛するマグダラのマリア』 エル・グレコ作品  スペイン・カウ・フェラット美術館蔵 
    
      ゴルゴタの丘でイエスの死を見届けたマグダラのマリアの作品で、
          後景には十字架にはりつけとなった
         イエスの像が岩に立てかけられています。
         左手は頭蓋骨・どくろに軽く差し向けられ、
             視線はうつむき加減。
             右手は胸に添えられ、
        自らの過去の過ちを悔悛するマグダラのマリアの
          『内省的な心境』 が現われている作品だそうです。
         

     マグダラのマリア様
  
   『悔悛するマグダラのマリア』 エル・グレコ作品 ブダペスト国立絵画館所蔵
          
         縦長の画面に体四分の三を描きこみ、
            空をより恣意的に扱い、
            手に多くを語らせる、 等
         エル・グレコ絵画の特性が強く表れているそうです。
           なお、
          マグダラのマリアの長い髪は、
         フランスの洞窟で 『隠者』 として苦行をしていた頃に、
        服をまとわず髪を伸ばして毛皮のように体をおおっていた。
            という伝説が元となっているそうです。
        

      マグダラのマリアは、   
         イエス様との出会いの後に、
         弟子たちのところへ行って、
         「わたしは主を見ました」 と告げ、
         『イエス様の伝言』 を伝えました。

      それゆえ。
        イエスの死と復活を見届ける 『証人』 であるとともに、
        『使徒たちへの使徒』 との 『称号』 を持ちます。



『今日の拝領唱』

   『あなたがたは、キリストと共に復活させられたのですから、
        上にあるものを求めなさい。
    そこでは、キリストが神の右の座に着いておられます。』

         コロサイの信徒への手紙 3章1節


皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
皆様の理想の方はどなたでしょうか? 理想の方に近づきたいものですね。 
外出自粛の毎日。医療担当の皆様の呼びかけに真摯に応えてまいりましょう。 お元気で!

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