マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

グレープフルーツ 一個64円。 ハッサク 一個123円

2007-06-15 19:26:27 | 父の日。母の日。結婚記念日。
64円のグレープフルーツと、123円のハッサクと、どちらを買いますか?

フロリダ産のグレープフルーツが、今日は特売で64円でした!!  ジューシーで、美味しい! 
ハッサクが、グレープフルーツに並んで売られています。 123円です。 食べてみたけれど、それ程美味しくない。
さて、あなたは、どちらを買いますか? 私は、悩んで悩んで、両方を買いました。  

最近読んだ本「”新中流”の誕生」の、和田秀樹は訴えます。 このままでは、日本は沈没すると、訴えます。
その理由の一つを挙げていました。 日本人は、どこの国の製品でも、安い物を、追い求める国民になってしまったと。 自国を強い国にするには、自国の産業を大事にすることが、大切だというのです。
日本の国民の食事の食材は、全商品の平均60%以上外国製品に頼っている。 又、日本のブランドの商品を、安く作れるからと言う理由で外国で製品化していて、メイド・イン・外国になってしまい、日本のブランド名に価値がなくなってきている。
自国の製品を盛り立て自国を強くするためには、自国の物を高くても買っていかなければならないと、言うのです。 
今北欧が、世界のディーラーにとって、世界一の魅力  ある市場だそうです。  
安定したマーケットがあるそうで、心配せずに、投資が出来るというのです。
今北欧が、世界一住みやすく、魅力のある国になっているそうです。   北欧は、収入の50%以上、税金に持って行かれてしまうが、大学まで授業料は無料、老後も保証されている、と社会保障が出来上がっている。
そのため将来に向けて貯金をする必要がなく、生活のための可処分所得が世界で一位、実質において世界一金持ちということになり、高くても自国の品物を買う。 よって自国の産業が育つ、という最高の循環形態になっていて、世界の理想国というのです。
日本を救うために、日本の製品を、高くても、買いましょうと言う理屈は、良く分かりました。では、そう出来るための、社会保障が出来ていますか? 貯金をしなくて心配ないですか?  教育費は無料になりますか? 
そのためには、社会福祉資金のために、収入の50%を収めろと、いうのですね?  
これだけ、日本の社会保険の問題が出ている今、年金制度の途上国の日本国に信頼しろと、言えますか?
”卵と鶏”の問題です。国民の信頼が先か?  国の実行が先か?
さて、私は国を思って、高くてまずいハッサクを買うべきか?  
いや、自分の生活だけを思って、安くて美味いグレープフルーツを買うべきか?
スーパーの店先で、深~く深~く悩んだ一日でした!!
結果は、両方買って帰ってきた、優柔不断の私でした!!  
皆さんなら、どうしましたか?   

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