今日は5月7日。 復活節第六月曜日。
人の一生には、それまでの生き方を大きく変えるような、『人生の転機』がある。
その『転機』を上手く捉えることができると、人の人生が豊かになっていく。
その『転機』は、お人の一言かもしれないし、突然の病の始まりかもしれない。
『今日の第一朗読 使徒たちの宣教 婦人・リディアの入信』
『使徒パウロたちはトロアスから船出してサモトラケ島に直航し、翌日ネアポリスの港に着き、
そこから、マケドニア州第一区の都市で、ローマの植民都市であるフィリピに行った。そして、この町に数日間滞在した。
安息日に町の門を出て、祈りの場所があると思われる川岸に行った。
そして、使徒パウロたちもそこに座って、集まっていた婦人たちに話をした。』
婦人・リディアは、紫布を仕入れて販売することを生業としていました。
ギリシャ・ローマ世界の上流社会の人々を相手の、実業家でした。
『ティアティラ市出身の紫布を商う人で、神をあがめるリディアという婦人も話を聞いていたが、
主が彼女の心を開かれたので、彼女はパウロの話を注意深く聞いた。』
『イエスの話に耳を傾けるマリア イエスのおもてなしに心配る姉・マルタ』
イエスは、エルサレムに滞在の時は、『マルタ、マリア、ラザロ兄弟の家』に泊まりました。
婦人・リディアは、『神をあがめる』 敬虔な日々を送る、誠実な人でした。
そんな婦人・リディアは、行商でフィリピに滞在していた時に、安息日に、祈り場に出かけました。
祈りの場で話す…パウロの話を聞きました。
そんな時・・・婦人・リディアに、突然に、『人性の転機の瞬間』
が訪れたのです。
神が、『婦人・リディアの心を開いた』 のです。
婦人・リディアは、『開かれた心』で、パウロの話を注意深く聞きました。
そして、聖霊の訪れのお蔭様で、
一瞬のうちに、パウロの話を理解出来…主イエスを救い主と信じ、入信したのです。
使徒パウロは、述べたのでしょう。
『実に、信仰は聞くことにより、しかも、キリストの言葉を聞くことによって始まるのです。』 と。
使徒パウロのローマの信徒への手紙 10章17節
『そして、彼女も、家族の者も洗礼を受けた。』
婦人・リディアは、『人性の転機』を、逃しませんでした。
更に。
婦人・リディアの今までの生き方を変えた『新しい生き方』は、家族の『人性の転機』となり、家族も入信したのです。
『そのとき、
「私が主を信じる者だとお思いでしたら、どうぞ、私の家に来てお泊まりください」と言って
わたしたちを招待し、無理に承知させた。』
以上。 使徒言行録 16章11~15節
キリスト者となった婦人・リディアは、早速に、『新しい生き方』 を始めます。
主イエスを信じた喜びと感謝が、”私もキリストの使徒たちや教会の役に立ちたい” と、積極的な行動を生んだのです。
「私が主を信じる者だとお思いでしたら、どうぞ、私の家に来てお泊まりください。」 と。
救い主イエスを伝えてくれたパウロ一行を招待しました。
婦人・リディアは、
紫布の商人として仕事に精を出しつつ…『主イエスの恵みを運ぶ者』 の生活を始めました。
『福音の宣教』 の働きに参加するように、生活を変えていったのです。
人の一生で、人生において何を大切に生きていくのか?
人生をかける価値を、どこに見出すのか?
婦人・リディアは、ヨーロッパで最初のキリスト者になった女性となりました。
ヨーロッパ世界にキリスト教が広がっていく基となりました。
『今日のアレルヤ唱』
『アレルヤ、アレルヤ。真理の霊はわたしについて証しする。あなたがたもわたしを証しする。アレルヤ、アレルヤ。』
『人生の転機』 が訪れたなら、迷うことなく飛び込んで、『人生の価値』 を高めたいものですね。
皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
一日中雨降りでした。木々が雨を注がれ、益々緑色が深く、美しい五月なることでしょう。 お元気で!
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