マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『それからあなたに従います。』 そして 『一切誓いを立ててはならない。あなたがたは、『然り、然り』『否、否』と言いなさい。』

2020-06-13 05:00:00 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。
6月13日。土曜日。曇りのち大雨。

朝5時。

   窓を開ければ・・・      『灰色一色の空』
  

朝ジョグは無理。
            今日は 『神の御言葉』、『祈祷』 三昧です。


『典礼』とは、
神と人への奉仕である 『キリストの教会の行為』 であり、
カトリック教会では  『祈祷・儀礼の総称 』  です。
個人的に行う奉仕は、
たとえ儀礼化(定型されたロザリオの祈り等)されたものであっても典礼ではなく、
これらを 「私祈祷」 と呼びます。


            今日は 『私祈祷』 三昧です。


今日は6月13日。年間第十土曜日。
  
『今日の入祭唱』

         『主の霊がわたしの上にある。
        貧しい人に福音を告げるために。
   
          『聖香油 BLESSING OIL』 
       祭式のために用いる祝別された純粋のオリーブ油

        主がわたしに油を注がれたからである。』

           ルカ福音書 4章18節


        神による 『聖別のしるし』 として 『油』 が注がれました。
      聖なる職務につく者、王や祭司は 『油注がれた者』 として聖別されました。
         更に。後に。
    決定的な 『救いをもたらす救い主・メシア』 こそ 『油注がれた者』:『キリスト』
             として理解されていきます。
  『メシア』は、 ヘブライ語では『油注がれた者』、 ギリシャ語では『キリスト』、 を意味します。
                       『聖書辞典』より
         
        
そして。
    
『今日の第一朗読 エリシャの召し出し』        
       
旧約時代。

      『その日、 エリヤ は山を下り、
   十二軛の牛を前に行かせて畑を耕している シャファトの子エリシャに出会った。
         エリシャは、 その十二番目の牛と共にいた。

エリヤはそのそばを通り過ぎるとき、
               自分の外套を彼に投げかけた。
   
            『エリシャを自分の後継者として任命するエリヤ』

エリシャは牛を捨てて、 エリヤの後を追い、
        「わたしの父、わたしの母に別れの接吻をさせてください。
        それからあなたに従います」   と言った。

エリヤは答えた。 「行って来なさい。わたしがあなたに何をしたというのか」  と。

エリシャはエリヤを残して帰ると、
         一軛の牛を取って屠り、牛の装具を燃やしてその肉を煮、
               人々に振る舞って食べさせた。
          それから彼は立ってエリヤに従い、彼に仕えた。』
                列王記上 19章19-21節


紀元前950年以降。

 エルサレムが繁栄していたダビデ王の後、
       エルサレムは、 南ユダと北イスラエルに分裂、 滅亡へと向かいます。
        そこで。
       神は、  ご自分の代弁者として預言者たちを立て、
              神と民の『契約』の精神に戻るように、 民に訴えます。
        

       北イスラエルで、 預言者・エリアとエリシャが立てられ、 活躍します。
    エリアは、 カルメル山で、すべての民に向かって、呼びかけ、 決断を迫ります。
        『あなたがたは、いつまでどっちつかずに迷っているのか。
     もし主が神であるなら、主に従え。もしバアルが神であるなら、バアルに従え。』

             列王記上 18章20-39節
  
        エリアは、 『香油』 ではなく、 『外套』 を与えることにより、
            エリシャを、 後継者として、 『聖別』 したのです。

旧約聖書は語ります。 

    預言者たちが、どれほど呼びかけても・・・
        人は神に立ち返るために回心して、 悪を避けることは、 容易にできないものです。
    神は、沈黙に包まれているようであっても・・・
        真心から主に祈り求める人の叫びを聞き、 その願いを聞き入れてくださるのです。


最後は。
新訳時代。

『今日の福音 イエスの御言葉』

        『そのとき、イエスは弟子たちに言われた。
   

           「あなたがたも聞いているとおり、   
  昔の人は、 『偽りの誓いを立てるな。主に対して誓ったことは、必ず果たせ』  と命じられている。

しかし、わたしは言っておく。
       一切誓いを立ててはならない。
    天にかけて誓ってはならない。 そこは神の玉座である。
    地にかけて誓ってはならない。 そこは神の足台である。
    エルサレムにかけて誓ってはならない。  そこは大王の都である。
 また、
    あなたの頭にかけて誓ってはならない。 髪の毛一本すら、 あなたは白くも黒くもできないからである。


  あなたがたは、『然り、然り』 『否、否』 と言いなさい。
         それ以上のことは、 悪い者から出るのである。」』
             マタイ福音書 5章33-37節


           『誓い』は、 神がお決めになることです。
        私達人間が決めてはならない。 神にお任せすることなのです。


      人間が、 天にかけて誓う、 地にかけて誓う、 エルサレムにかけて誓う、 
           それらは、すべて神のおわす『所』であり、
             『神に誓う』 ことになるのです。
      言い換えれば、
          人間が、 『神を自分の言葉の証人』 にしていることであり、
               『越権行為』 ではないですか?
            と、イエス様は私たちに問いかけるのです。

        
     私たちの『命』を守るのは神様です。 私たちの『最期の時』を決めるのも神様です。
            人間がそれを決めることはできません。
         人間は神の前で、 『然り、然り』 『否、否』 と言うのみですね。
         神の前で、 偽りのない生活で、 良い者、 でありたいものです。


『今日の祈願』

 『聖なる父、
      主キリストによっていつもあなたをたたえ、心からの感謝をささげます。

 

           あなたをたたえる天使と聖人の歌に合わせて、
          わたしたちも終わりなく感謝の賛歌を歌います。』

         

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
コロナ禍による外出自粛が緩和されても、今日は大雨で外出が難しかったですね。
週末は大雨が続くようなので、お気を付け下さい。 お元気で!         

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