植物を育てることが大の苦手だった私が、ガーデニングをはじめた。
家を人に貸して帰国してみると、我が家の庭は雑草のオブジェと化していた。芝生は原型をとどめていなかった。春一番を教えてくれた、福寿草も形はなく、消滅してしまったようだ。
私自身もそれほどガーデニングに興味を持っていたわけではないが、何もない庭に雑草が生えてくるその量と速度には驚かされた。
そこで、将来的には自給のエリアを増やすことを考えながら、家庭菜園、ハーブ園、花壇をブロックやレンガで造ってみた。これは相当な重労働だったがなんとかやり遂げた。大体にして、大雑把なA型の私の仕事は、物事がまっすぐに進まない。最初から、まっすぐではない、カーブや楕円を多用した間仕切りをしてみた。なんだかまだまだ美しいとか素敵とは遠い世界だがそれなりに楽しんでいる。
昨冬のポインセチアが新芽をだしたり、(これからどうなるのだろう・・・)、種を植えて朝顔の芽を育てたりしている。野菜は収穫ができるのかどうか定かではないが、それなりに勢いのあるなしがはっきりしてきた。
ハーブは順調に成長し、何度も我が家の料理に登場するようになった。
どうしても料理に使いたかった、山椒も小さな木を買ってきた。梅雨の時期に植えるといいよと言われた。
雑草とりに追われる作業から、成長を楽しむ庭になってきたのがうれしい。