最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

北野異人館巡り 「坂の上の異人館」 「プラトン装飾美術館」

2019-12-03 | 日帰り
北野異人館巡りの続きです。「北野外国人倶楽部」をあとにして、「坂の上の異人館」に行ってきました。
2匹の大きな狛犬の間を通り抜けると、愛情に恵まれて幸せになれると言われているそうです。
肝心の狛犬が写っていませんが、狛犬の間を通り抜けた先で撮りました。


中国領事館として使われていたこともあり、明朝から清朝までの貴重な美術品が展示されています。


5本指の竜が描かれている壺。
古代中国では4本指と5本指の竜が描かれており、5本指は皇帝を表していることから、この壺は皇帝のそばにあったものだとされているそうです。


オリエンタルな、クリスマスのテーブルコーディネート。


中島思津香さん作、「クリスマスツリーに姿を変えた妖精」。
うしろにも中国らしい壺が見えますね。


次に向かったのは、坂の途中にある「プラトン装飾美術館」です。


40年以上、このお屋敷で料理を担当されている女性に声をかけていただき、見学することに決めました。


唯一ここだけが、今でも居住している異人館だそうです。


クリスマスシーズンのテーブルコーディネート。


豪華ですね。


ナプキンホルダーもお洒落です。


興味深かったデミタスコーヒーカップのコレクション。
買ったのではなく、ホテルに何度も宿泊したことで、ホテルからプレゼントされたものだとか。


特に目を引いたのが、ムーランルージュのコーヒーカップです。
半分までしか模様がないと思ったら……。


カップには模様が描かれておらず、ソーサーの絵が銀色のカップに映るようになっていたのでした。
ソーサーの文字も逆さに描かれ、カップに映って正しく読めるようになっているのですね。
執事さんに説明してもらわなかったら気付かなかったと思います。


ドレッシングルームには、船旅用のヴィトンのトランクが積み重ねられていました。




照明も素適です。


バスルームには、巨大なサイズの香水の瓶が並んでいました。


エミール・ガレ作の陶器の置物。


プールサイドで美味しいケーキセットを楽しんでから、珍しいワインが眠っている地下室へ向かいます。


地下室では、サンタクロースがクリスマスプレゼントの準備をしていました。


2005カラットのトパーズ、「THE MIDNIGHT SUN」も展示されています。


ロダンの彫刻も……。


執事さんに外までお見送りしていただきました。丁寧な説明をありがとうございました。

ほかにも、絵画や彫刻など、見所がたくさんある「プラトン装飾美術館」。
異人館巡りのプレミアムパスには入っていませんが、別料金を払っても見る価値があると思います。

一泊とは思えないほど写真をたくさん撮ってきので、神戸の日記はあと少しだけ続きます。



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