ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県東御市の湯の丸高原近くの池の平湿原は野アヤメが良く咲いています

2013年07月18日 | 旅行
 長野県東御市の湯の丸高原の地蔵坂から東側にある湯の丸スキー場の斜面を上ると、標高約2000メートルの池の平湿原の入り口の兎平に到着します。

 浅間山山系の一番西側に位置する山系にある池の平湿原は、高山直物や動物などの宝庫です。数万年前に三方ヶ峰火山が噴火してできた火口原が時間をかけて高層湿原に変化したものです。

 三方ヶ峰の頂上付近から見下ろした池の平湿原です。広大な高層湿原が一望できます。池の平湿原に設けられた木道がよく見えます。



 この池の平湿原は、1日の昼夜の気温差、1年間の気温差がとても大きいために、多種多様な植物が育つのだそうです。この結果、標高3000メートルなどで育つ高山植物も、ここでは育つそうです。

 池の平湿原に設けられた木道を用いて半周すると、鏡池近くに出ます。

 池の平湿原の西橋にある鏡池です。水面に映る景色が印象に残ります。





 この鏡池の周りに野アヤメ(ヒオウギアヤメ)などが群生しています。

 ヒオウギアヤメは池の平湿原のあちこちに群生しています。ちょうど、ヒオウギアヤメの開花期でした。



 華やかな花を咲かせるハクサンチドリです。開花期を少し過ぎた感じです。





 このハクサンチドリの花を見に、池の平湿原を毎年訪れる方は少なくありません。

 ハクサンチドリの花の近くに、花期を終えて実をつけつつあるショウジョウバカマが多数ありました。4月か5月には、ショウジョウバカマの花が咲き乱れていた様子です。

 池の平湿原では7月上旬に咲くレンゲツツジが、所々でまだ花を咲かせています。



 8月になると、ヤナギランやマツムシソウ、リンドウなどがあちこちで花を咲かせます。

 池の平湿原は訪れる季節ごとに、さまざまな野草の花を楽しませてくれる野草の宝庫です。

 なお、今夏は毎年実施されてきた乗用車の乗り入れ制限を、実験的に中止しています。このため、これまでは池の平湿原に行くには、湯ノ丸高原か高峰高原からシャトルバスに乗り換える必要がありましたが、今年は山道が一般の車にも開放されています。