ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野市鬼無里という山村でも、御柱祭を5月3日に開催したそうです

2016年05月05日 | 旅行
 長野市鬼無里という山村でも諏訪大社系のお祭りの御柱祭を5月3日に開催しています。

 鬼無里(きなさ)は長野市市街地から西に約20キロメートルほど離れた山村です。現在は市町村合併によって、長野市になっている旧鬼無里村は、ほとんどが山間地の厳しいところです。

 鬼無里の財又東地区にある諏訪神社では、諏訪市の諏訪大社と同様に7年ごとに御柱祭を行います。

 鬼無里の中心部から県道36号線を北東方向に進むと、鬼無里神社が前方に出てきました。



 諏訪神社で5月3日に開催される御柱祭の支援準備のために、祭りはっぴを着た方がいます(5月2日に撮影)。

 さらに、県道36号線のくねくね道を全体としては北東方向に進むと、御柱祭で里曳きするスギの大木の“ご神体”が飾られて(?)いました(5月2日に撮影)。



 このスギの大木は、住民約200人によって約1.5キロメールを里曳きされて、諏訪神社に「鶴の柱(男柱)」と「亀の柱(女柱)」として祀られます。
 
 ここからはほとんど上り坂です。山村らしい風景が続きます。



 この画像の右側にある竹をしめ縄でつなぎ、注連飾りで飾ったものは、結界を意味します。

 坂道を長野市戸隠に向かって上ると、新緑の林の風景が続きます。



 たぶんソメイヨシノの大木と思われるサクラの木が花を咲かせています。



 山を上る坂道の県道36号線には、住宅と田と畑などの集落が点在します。昭和中ごろまでの日本の山村の原風景がいくらか感じられます。

 遠くに戸隠連山が壁のように見えます。少し霞んでいます。



 鬼無里から戸隠に入る辺りから見た戸隠連山です。



 鬼無里が最近、注目を集めているのは、約80万本といわれるミズバショウ(水芭蕉)の大群生地です。

 鬼無里の北側を流れる裾花川の裾花峡をひたすら北上すると、奥裾花自然園に出ます。ここには、約80万本のミズバショウ(水芭蕉)の群生地があります。

 このミズバショウを見たいと思う方々が5月連休には続々と押しかけ、静かな山村の渓谷が大渋滞します。

 ここは自然が残る自然園で、夏にはホタルが飛ぶそうです。野鳥やチョウもたくさんいるそうです。

長野県上水内郡小川村の山中にある「番屋の桜」「立屋の桜」は、葉桜でした

2016年05月05日 | 旅行
 長野県上水内郡小川村の低山の山の中にある「番屋の桜」「立屋の桜」は隠れたサクラの名所です。今回はやはり花期が過ぎ、葉桜になっています。

 長野市と北安曇郡白馬村のほぼ中間に位置する小川村は、村全体が山の斜面にあり、そこに田や畑、リンゴなどの果樹園が点在する山村です。

 休耕田らしい斜面に咲くナノハナです。



 山の中に、田畑が巧みにつくられています。先祖代々の田畑です。

 その山村である小川村の山里の小根山(標高約800メートル)という所に、「番屋の桜」「立屋の桜」という巨木のサクラの木が立っています。

 番屋の桜は、樹齢約60年のベニシダレザクラです。立屋の桜であるエドヒガンザクラの種が育った台木の上に、ベニシダレザクラを接ぎ木したものだそうです。



 江戸時代に善光寺・大町嶺街道の松代藩の番所があったところだそうです。このために、番屋の桜と呼ばれています。

 現在は、どうも個人(番所役人の家系?)の住宅の中に立っているようです。

 この近くには、桜山というベニシダレザクラの木を多数、植えた桜並木の斜面があります。このベニシダレザクラの木々も、エドヒガンザクラの種が発芽して育った台木の上に、ベニシダレザクラを接ぎ木したものでうsこれらのサクラの木々が開花すると、まさに“桜山”になります。


 
 “桜山”には、番屋の桜や立屋の桜の“子供や孫”が植えられ、育っています。低木のベニシダレザクの木は数本がまだいくらか花を咲かせています。





 立屋の桜は、樹齢が推定約300年のエドヒガンザクラです。木の高さは15メートルだそうです。今年は4月25日には葉桜になったそうです。





 斜面に立っており、全体を撮影することが難しいです。幹の部分はかなり老化しています。

 例年だと5月連休ごろに、「番屋の桜」「立屋の桜」は満開になり、花見の観光客を引きつけます。

 その小根山の西側には、北アルプスの爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳という通称“仁科三山”が望むことができます。鹿島槍ヶ岳(標高2889メートル)の山頂部分です。



 さて、小川村の谷間を貫く長野県道31号は長野大町線(通称オリンピック道路)と呼ばれ、長野市中心部と大町市・白馬村を結ぶ幹線道路です。

 小川村の長野県道31号を走っていると、長野大町線は5月3日の午前11時から午後4時まで通行禁止になると、表示していました。
 
 「小根山地区にある小川神社の御柱祭として、5月3日に里曳きの大祭が行われるための通行止め」と説明しています。

 諏訪市の御柱祭と同様に、小川村でも杉の切り出しを里曳きするそうです。