ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市緑区にある見沼自然公園では、スイレンが咲き始めています

2016年05月15日 | 季節の移ろい
 さいたま市緑区にある見沼自然公園では、スイレンがもう咲き始めています。例年より少し早い開花です。

 見沼自然公園の中央にある修景池は、毎年5月半ばになると、スイレン(睡蓮)が蕾を膨らませ、花を咲かせます。

 今年はスイレンの葉や蕾が水面に広がり、美しい花をもう咲かせています。







天気があいにくの薄曇りのために、水面の空の映り込みはあまり美しくありません。

花の色が淡い桃色や白色のスイレンが咲いています。




 
 この開花したスイレンの花を絵に描きたいと、多くの方がスケッチや絵筆を動かしています。また、スイレンの花を撮影しようと、一眼レフカメラを三脚の上に載せて、構図を考えている方もいます。ここでスイレンが咲き始めていることがもう知れ渡っているようです。
 
 例年は、この開花したスイレンの花の中に、カルガモやバンなどの水鳥がいるのですが、今回は見当たりません。特にバンは番や産まれたばかりの幼鳥がいることがあるのですが、見当たりません。カワセミも出てきません。
 
 水面をすいすいと飛ぶトンボ類もほとんどいません。
 
 修景池の岸辺には、キショウブの花がよく咲いています。



 修景池の周囲にある雑木林や草原には、ムクドリやホオジロなどがいることが多いのですが、今回はムクドリを少し見かけた程度でした。
 
 見沼自然公園に隣接するサギ山記念公園では、セイヨウシャクナゲ(西洋石楠花)が美しい花を咲かせています。




 
 見沼自然公園とサギ山記念公園は、深まる新緑を感じさせる初夏の景色です。

 なお、今回紹介したキショウブは、元々は西アジアからヨーロッパ原産の植物です。明治当時に観賞用に持ち込まれたものが、日本全国の水辺や湿地、水田脇などに野生化して広がったものです。このため、環境省は「要注意外来生物」の一種として警告を出しています。

埼玉県志木市の荒川河川敷きにある宗岡の水田では、ヒバリに出会いました

2016年05月15日 | 季節の移ろい
 埼玉県志木市の北側を流れる荒川河川敷きの宗岡の広大な水田に水鳥を探しに行ってきました。

 さいたま市桜区の秋が瀬公園に対して、荒川の対岸に当たる宗岡には、広大な田んぼが広がっています。



 この広大な田んぼが広がる宗岡地区に、ムナグロという野鳥が飛来しているとの情報を知って、行ってみました。

 しかし、田んぼは既に水が張られ、田植えが終わっていました。このために、ムナグロはいませんでした。ムナグロはどちらかというと、田起こしした田植え前の田んぼを好むからです。

 その代わりに、田んぼの上空では、ヒバリがさえずっています。あちこちからヒバリのさえずりが聞こえます。

 ヒバリが1羽、田んぼの畔(あぜ)に降り立ちました。少しずつ移動します。







 田んぼの中から、キジのオスの鳴き声があちこちからします。近くに出てきたキジのオスです。



 キジのオスは、荒川の河川敷きを含めて、数羽がいて、互いに縄張りを持ってるようです。

 荒川の河川敷きに生えている枯れたヨシ原に、日本に渡って来たオオヨシキリがあちこちで、大声で鳴いています。



 騒々しい声で鳴くので、オオヨシキリの居場所は簡単に分かります。

 ダイサギやコサギ、カルガモなども点在しています。

 田んぼの中をゆっくりと進むダイサキです。



 ダイサギはもう夏羽になっており、くちばしが“婚姻色”によって黒くなっています。

 田んぼが広がる宗岡の荒川の岸辺に、秋ヶ瀬取水堰(あきがせしゅすいぜき)という東京都・埼玉県の飲料水の取水口があります。



 この画像の右側の奧に、白い秋ヶ瀬取水堰が見えます。

 この秋ヶ瀬取水堰は単純に、荒川を流れる水を取水している訳ではないそうです。「武蔵水路」という水路から荒川に注入される、“自然流下した利根川の水”を、東京都や埼玉県の水道用水・工業用水として使用するために取水しているそうです。

 “武蔵水路”がどこをどう流れているのかは知らないので、調べておきます。