ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原では、ニホンサクラソウが咲いています

2016年05月10日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東側にある佐久荒船高原は、木々の新芽が出始めて、ほぼ春になっています。

 標高1100メートルから1200メートるある佐久荒船高原の比較的日当たりがいいところに立つミズキは、美しい若葉を出しています。



 佐久荒船高原の雑木林でも、木々が新芽を出し始めました。この新芽が育って葉を伸ばすと、うっそうとした森になります。

 これから約3週間は、木々などの変化が早い季節です。もう1週間もすると、まずズミが白い花をたくさん咲かせます。続いて、ミズキが地味な白っぽい花を咲かせます。その間に、森の奥ではオオカメノキが花を咲かせます。ここまでは約3週間で主役の花が変ります。こうした変化はレンゲツツジが満開になるころまで続きます。そして夏景色になります。

 現在は、雑木林の地面に日が当たる内に、春の山野草が花を咲かせています。木々の葉が茂るまでが、山野草側の“持ち時間”です。

 現在、一番目立つのは、ニホンサクラソウ(日本桜草)です。緑の草原の中で、美しい桃色の花を咲かせています。





 ニホンサクラソウは元々は深山で咲く山野草です。この種が渓流を下って、荒川のような大河の岸辺に辿り着き、群生地をつくります。

 チゴユリも木々の根元で、小さな白い花を咲かせています。



 まだ、植物図鑑で名前を調べていない野草の花です。毎年、咲きます。



 スミレもいろいろと咲いています。今年はエイザンスミレの花を見つけられません。

 シロバナエンレイソウやショウジョウバカマは、ともにもう花をしぼませています(佐久荒船高原の奧で咲くショウジョウバカマはとても小さいものです)。

 昔の渓流沿いにヒトリシズカも点々と咲きますが、もう花は終わっています。



 日当たりのいい西側斜面では、ズミの木が花芽を膨らませています。蕾は赤い色なので目立ちます。



 ヤマザクラの木も、遅咲きの花が終焉を迎えつつあります。



 新芽が出始めた木々の中を、シジュウカラやホオジロなどが飛び交っています。時々、アカハラも飛んで来ます。

 なお、
 さいたま市桜区の荒川沿いにある桜草公園の特別天然記念物「田島ヶ原サクラソウの自生地」で、ニホンサクラソウが群生して咲き始めた話は、弊ブログの2016年4月9日編をご覧ください。