ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市桜区の荒川沿いにある桜草公園では、ノカンゾなどが咲いています

2016年07月03日 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区の荒川沿いにある桜草公園では、ヨシなどが背丈2メートル以上に伸び、人を寄せ付けない草原になっています。

 このヨシなどが繁っているところは、桜草公園の中心部分になっている特別天然記念物の「田島ヶ原サクラソウの自生地」です。

 現在の「田島ヶ原サクラソウの自生地」は、ヨシなどが繁っています。奧には、さくらそう水門がそびえています。



 この自生地では、4月上旬にはニホンサクラソウやノウルシなどが咲いていました。

 このヨシ原の通路部分では、ノカンゾがオレンジ色の花を咲かせています。







 ノカンゾだけではなく、一部では、ヤブカンゾも花を咲かせているそうです。

 通路部分のヨシの近くでは、オカトラノオが小さな白い花を咲かせています。



 オカトラノオは、ここ以外ではあまり見た記憶がありません(広大な秋が瀬公園の中をくまなく探した訳ではありませんが・・)

 トモエソウも美しい黄色い花を咲かせています。



 ハンゲショウもわずかですが、花を咲かせています。



 ヨシ原の通路部分で見かけた大きなジャコウアゲハです(チョウの種類は推定です)。



 4月には、ニホンサクラソウやノウルシなどが咲く美しい草原でしたが、現在は「夏草や兵(つわもの)どもが夢のあと」を思わせるような夏景色です。

 この俳句は、松尾芭蕉が奥州平泉に立ち寄ったときに詠んだ句です。

 ヨシ原の中からはオオヨシキリの鳴き声が聞こえますが、ヨシ原の繁みの中で鳴いているために、オオヨシキリの姿は見えませんでした。

 ヨシ原の繁みの中に、スズメやホオジロなどが入っていきます。この中に巣があるようです。

 なお、この特別天然記念物の「田島ヶ原サクラソウの自生地」で、サクラソウなどが咲いていた話は、弊ブログの2016年4月9日編をご覧ください。