ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市緑区のさいたま市農業者トレーニングセンターでは、ユリが咲いています

2016年07月04日 | 季節の移ろい
 さいたま市緑区のさいたま市農業者トレーニングセンターの見本庭園では、ユリが咲き始めました。

 さいたま市農業者トレーニングセンターには、園芸向けの見本庭園があり、季節ごとに様々な花が咲き、来訪者の目を楽しませてくれます。

 庭木などが植えられている以外に、花壇風の見本庭園があり、ここではユリ(百合、オリエンタル・リリー)が満開です。

 少し濃い目の黄色の花の品種が鮮やかです。





 美しい桃色の花の品種のユリも咲き始めています。華やかです。



 色々な色のヘメロカリスも花を咲かせています。



 ヘメロカリスは、スイレンが水面を覆った池の近くの木陰部分に植えられ、花を咲かせています。







 芝生では、ラン科のネジバナが花をよく咲かせています。



 ネジバナは芝生のあちこちで花を咲かせています。

 さいたま市農業者トレーニングセンターの園芸向けの見本庭園では、季節ごとに咲くいろいろな花を楽しめます。

日本経済新聞紙のコラム「震える世界 英EU離脱を聞く」を拝読しました

2016年07月04日 | 日記
 2016年7月3日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載され始めたコラム「震える世界 英EU離脱を聞く」の「2」を拝読しました。

 今回の識者は、フランス国立人口学研究所の研究員のエマニュエル・トッド氏です。

 見出しには「EU分断、西側世界裂く」とまとめられています。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版でも見出しは「EU分断、西側世界裂く」と同じです。



 歴史人口学者のエマニュエル・トッド氏は、今回の英国での国民投票結果を「英国が示したのは民主主義の力強さだ」と解説します。「一つ目は、権力をEUから取り戻すこと。二つ目は移民問題だ」と語ります。

 英国が移民の流入を管理しようとするのは当然だとし、「地域の安全を、ある程度守ろうとする権利は必要なものだ」と語ります。

 英国が沈みそうな欧州(EU)から出て行くのは、普通のことだと語り、離脱に投票したのは中間層の下位グループと分析します。

 「英国は米国と同様に、最も格差が広がっている国だからだ」と指摘します。「グローバル化が進み、社会の苦しみが耐えがたい水準になったのだろう」との分析は、他人事ではありません。

 英国離脱後のEUは「EU崩壊のプロセスが始まった。EUはかっては自由で平等な国々の共同体だったが、今はドイツを筆頭とするシステムになってしまった」と不穏な指摘をします。

 「英国はバランス役として、ドイツの権威主義の防波堤になってきた」と指摘します。やはり、欧州はドイツとフランスの両大国の意向が大きいのでしょう。

 米国の共和党候補者のトランプ氏が支持を集めていることから「グローバル化は中間層に強い痛みをもたらした。そして驚くことは、支配層が状況を把握できていないことだ」と指摘します。

 米国では、ここ数年、平均年収が下がり、若者は大学進学などに借金をしています。この「若者は大学進学などに借金をしています」は、日本でも起こっている現象です。グローバル化の影響は、日本でも様々な現象を引き起こしています。

 「大胆な言い方だが、英国のEU離脱は冷戦の本当の終わりだと思う」と指摘し、西側世界での内部対立が激しくなると伝えます。この部分はよく理解できません。欧州そのものの歴史的課題です。英国のEU離脱後でのロシアの動向は評価が分かれています。

 このコラム「震える世界 英EU離脱を聞く」の「1」が始まった2016年7月2日発行の日本経済新聞紙の朝刊では、米国の国際政治学者のイアン・ブレマー氏が、今回の英国のEU離脱は「支配層への拒絶が明らかになった」と解説します。

 英国民がEU離脱を選んだ背景には、「移民問題や主張の問題もあるが、それ以上に国から大切に扱われず、『社会契約』が途絶えたと感じる人々の抗議」と解説します。投票結果はEUへの拒絶と同時に「支配階級に対する拒絶も意味している」と語ります。英国で起こった抗議は広がりをみせそうです。