ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

日本経済新聞紙の見出し「高速道で自動運転 日産、新運転技術を公開」を拝読しました

2016年07月16日 | 日記
 2016年7月14日に発行された日本経済新聞紙の朝刊の中面に掲載された、見出し「高速道で自動運転 日産、新運転技術を公開」を拝読しました。

 日産自動車が7月13日に、新たに開発した自動運転技術「プロパイロット」を報道陣に公開したという内容です。日産自動車は8月下旬に発売するミニバン「セレナ」に、この自動運転技術「プロパイロット」を搭載するという記事です。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版でも見出し「高速道で自動運転 日産、新運転技術を公開」と報じています。



 この「プロパイロット」は、前方車両に追従したり、走行車線を維持するなどの自動運転技術の「レベル2」に相当します。日本の自動車メーカーは、自動運転技術の段階を着実にしっかり上がっていきます。堅実な技術戦略を採っているからです。

 国内の自動車メーカーとして、高速道路の単一車線で自動走行できる自動運転機能を盛り込んだ市販車を売り出すのは今回が初めてと伝えます。帰省などの家族でのレジャー旅行での長距離の利用が多いミニバンに自動運転機能を搭載し、消費者の購買意欲を掘り起こす狙いのようです。

 日産自動車が発表した自動運転技術「プロパイロット」は、高速道路での渋滞走行などの低速域でも、アクセルとステアリング(操舵)、ブレーキを自動操作して運転できる点が特徴です。自動運転技術ですが、実態は従来同様の高速道路の“運転支援システム”との位置付けで、運転者は運転に注意を払う必要があります(ステアリングから手放しできません)。当初は高速道路の単一車線での利用に限るそうですが、2018年には複数車線に対応し、2020年には交差点などの市街地走行にも利用範囲を広げる計画です。

 2016年8月下旬に発売する新型ミニバン「セレナ」から「プロパイロット」を搭載するそうです。



 車両価格や自動運転技術搭載グレードの価格は発売時に公開するそうですが、「車両価格300万円を切るグレードにプロパイロットを設定する」予定です。
 
 「プロパイロット」は、先行車追従機能と車線維持支援システムの二つのシステムを停止まで含めて使えるシステムだそうです。従来の高速走行域だけでなく、渋滞走行時でも先行車に追従して運転してくれるために「運転者の運転負荷を大きく軽減できる」と説明しています。単眼カメラで車両前方の先行車や道路の白線を検知します。逆光などで単眼カメラが車両前方を検知できない場合は、運転者に主導権を戻す「オーバーライド」の仕組みを導入しています。

 停止して約3秒間までであれば「プロパイロット」システムが継続し、これを超えるとステアリングホイールに設置した専用ボタンを押すと、継続利用できる仕組みです。渋滞時などで車両停止中は、ESC(横滑り防止装置)で4輪に制動力をかけているが、3分を超えるとESCから電動パーキングブレーキ(EPB)に切り替わり、「プロパイロット」のシステムはキャンセルされます。

 「プロパイロット」の作動速度は時速0から100キロメートルで、単一車線内に収まるようにEPS(電動パワーステアリング)を自動操舵します。この場合は運転者はステアリングホイールに手を触れている必要があります。

 車線維持支援システムは、2001年1月に発売した「シーマ」で採用したことがありましたが、時速70キロメートル以上の高速域に限定されていました。今回は、停止まで含めて利用できるようにした。ただし、時速50キロメートル以下では先行車がいる場合の時に作動します。

 今回の「プロパイロット」の中核技術となった単眼カメラで車両や歩行者を認識する技術は、イスラエルのMobileye社が開発したものです。「プロパイロット」では、同社製の画像認識用SoC(System on Chip)「EyeQ3」を搭載するそうです。EyeQ3はカメラの画素数で100万以上に対応し、検知距離は100メートル以上になります。今回採用した単眼カメラの水平画角は52度と広く、垂直画角は40度のものだそうです。

長野県小諸市山麓にある高峰高原では、ゼンテイカが一面に咲き始めています

2016年07月16日 | 旅行
 長野県小諸市の北側山麓にある高峰高原では、夏到来を告げるゼンテイカが咲き始めました。

 高峰高原は、浅間山外輪山の黒斑山(くろふやま、標高2404メートル)や蛇骨岳と、そしてその西側にそびえている高峰山(標高2106メートル)の間の峠部分にある、標高約2000メートルの高原です。

 車山峠を越して少し北に向かうと、小諸市高峰高原に設けられたスキー場「アサマ2000」の一番上部のスキースロープにでます。



 この一番上部のスキースロープの草原で、ゼンテイカ(通称はニッコウキスゲ)が一面に咲き始めました。







 前回の訪問から約1週間経ち、一応、ゼンテイカの花はある程度の数が咲き始めて、絵になる程度になりました。

 実際には、咲いているゼンテイカの花の周囲は、ゼンテイカの花の蕾だらけです。

 ゼンテイカが咲いている草原の中で、シュロソウが点々と咲いています。



 これだけ美しく咲いているシュロソウはそれほど簡単にはお目にかかることができません。

 ゼンテイカが咲いている草原の中に、コバイケイソウが3つ咲いていました。



 コバイケイソウは、立ち入り禁止の草原部分に咲いていました。ひょっとしたら、花の付き具合からバイケイソウの可能性もあります。

 日射しが強すぎて、草原の中で咲くコバイケイソウの輪郭が曖昧です。一番左のコバイケイソウは風で揺れています。

 木立の中の草原では、アヤメに混じって、ノハナショウブが咲き始めました。



 陽当たりがいい場所では、ヤナギランの花も蕾がだいぶ大きくなっていました。



 車山峠から少し下ったところから見える高峰山です。5月にはレンゲツツジなどが咲く“花の名山”です。



 この画面の右側に回り込んだ部分に、ゼンテイカが一面に咲き始めた、スキー場「アサマ2000」の一番上部のスキースロープがあります。

 今回、高峰高原では風が少し吹き、ビンズイやキセキレイなどの野鳥観察には適していませんでした。