ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の佐久荒船高原では、木々が芽吹き始め、野鳥が活発に活動しています

2017年05月06日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原でも、ヤマザクラ系などのサクラの木々が花をやっと咲かせ、遅い春を迎えました。

 標高1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原では、木々が新芽を出し始める時期になり、野鳥がうるさいほど、元気にさえずっています。

 明け方からは、ミソサザイがけたたましく鳴き始めます。まだ薄暗いので、ミソサザイを撮影できません(夜中に鳴く野鳥もたまにいるのですが・・)。

 同様に、カケスの数羽の群れが早朝からうるさく鳴きます。木の上側に留まったカケスは、人の気配を感じると逃げていきます。



 逃げ去る直前のカケスです。

 実は、ウグイスもうるさく鳴いています。その姿はなかなか見ることができません。苦労して。ウグイスが姿を見せるのを待っていて、枝先に出てきて撮影しようとした瞬間に、近くにいたキジのオスが大声で鳴き、ウグイスは逃げ去りました。

 シジュウカラが不思議な場所に留まっています。その理由は分かりません。



 コゲラも木から木へと、よく飛び回ります。


 
 低木のネコヤナギの木が“産毛”のような花穂をつけています。この花穂を目当てに、コガラの群れが来て、動き周り続けます。



 コガラの群れはさえずりながら、移動し続けます。ネコヤナギの木には、時々、シジュウカラも来ています。

 ウグイスが留まって鳴いている低木に静かに近づくと、その気配を感じたアオゲラが地面から木の上に飛び上がりました。





 このアオゲラは、たぶんよく見かける個体です。

 結局、ウグイスが鳴いている姿は撮影できませんでした。また、キビタキのオスの鳴き声がどこからか聞こえましたが、視界の中にある、どの木の枝に留まっているのかは分かりませんでした。

 朝の時点では、ほぼ快晴です。佐久荒船高原の西側にそびえている北八ヶ岳・八ヶ岳の連山のそこそこの姿で見ることができました。

 北八ヶ岳・八ヶ岳の連山の地表近くには、霞が少しかかっているようです。少し霞んでいますが、山頂が冠雪した北岳(標高3193メートル)が見えました。



 冬の快晴時には、この北岳の左側に富士山がおぼろげに見えることもあります。

長野県佐久市の佐久荒船高原でも、ヤマザクラ系などの木々が花を咲かせ始めました

2017年05月06日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原でも、ヤマザクラ系などのサクラの木々が花をやっと咲かせ始めました。

 標高1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原では、昼間の気温が20度(摂氏)近くまで上がるようになり、道路沿いや雑木林の中のサクラの木が花を咲かせ始めています。







 割と新しい品種のソメイヨシノ(染井吉野)の木と異なり、山麓で咲くサクラの木は花をぱっと一気に咲かせずに、パラパラと咲かせています。



 サクラの木によって、それぞれ花の大きさや桃色の濃さの度合いが違います。この咲いている花に、クマバチなどのハチやアブが羽音をたてて、蜜を吸いに来ています。羽音は春を感じさせます。

 「フジザクラ」というマメザクラ系の木が、白い小さな花を咲かせています。



 このフジザクラの木は、20年以上前に、ある方が佐久荒船高原に移植したところ、実生でどんどん増えているサクラの木の品種です。

 佐久荒船高原の中で咲くサクラの木は、花を咲かせるエネルギーが必要なようで、その開花エネルギーを蓄えている度合いによって、年によって開花度合いが異なります。

 佐久荒船高原では、サクラの木の開花時期とほぼ同時期に、草原や雑木林の中では、コブシの木が白い花を咲かせ始めています。

 こんなところに、コブシの木があったのかと思うようなところで、コブシの木は育っています。たぶん、野鳥がコブシの種(実)を運んだ結果です。

 佐久荒船高原のあちこちで、サクラの木とコブシの木がそれぞれに花を咲かせ始めると、薄紫色の花を咲かせるスミレ(種類はわかりません)が、雑木林の根元に広がる枯葉が敷き詰められた地面の中から葉を出し、花を咲かせます。



 わずか2、3日間で、このスミレは地面一面で一気に開花します。近くに咲くニリンソウと開花の度合いを争っています。

 あるサクラの木の根元では、フデリンドウ(筆竜胆)が一気に開花します。



 フデリンドウは直径が6、7ミリメートルと小さいので、蕾の時は見つけにくい感じです。

 ニホンサクラソウ(日本桜草)も葉が伸びて、もうすぐ蕾が出てきそうです。



 元々、ニホンサクラソウはこうした深山で咲く山野草です。ニホンサクラソウの種が流れて、下流の平野部でも咲くようになったものです。

 佐久荒船高原では、雑木林の地面でスミレやニリンソウが花を咲かせ始めると、一気に春になります。ミズキなどの木々の芽吹きも始まります。このスミレやニリンソウの花にも、ハチやアブが来ています。