ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県諏訪郡下諏訪町の八島湿原では、ヤナギランなどの山野草が咲いています。

2017年08月17日 | 旅行
 長野県諏訪郡下諏訪町の霧ヶ峰高原にある八島湿原では、ヤナギランなどの山野草がたくさん咲いています。

 霧ヶ峰高原では最近は、小雨が降ったり霧が出るなどの不安定な天気が続いています。それでも、トレッキングする方が来ています。

 下界の佐久市などの佐久平の天候がやや不安定なために、午前9時ごろとやや遅い時間に八島湿原に入りました。到着時は薄い霧の中でした。

 八島湿原の入り口近くにある八島池を、霧が覆っています。



 ここからいつものように、南西側の斜面の端にある木道を南西方向に進みます。

 木道を20分ほど進むと、毎年、ヤナギランが群生する草原にでます。





 ヤナギランは少し花期を過ぎたころでした。霧が薄く流れ、日射しが弱いので、美しいピンク色のヤナギランの花がさえない感じです。



 

 黄色いオミナエシの花が咲き始めています。





 オミナエシの花の奧で咲いている白い花はヒヨドリソウです。

 草原の中では、オオヤマボクチも咲いています。



 既に枯れているオオヤマボクチもありました。

 霧がいくらか晴れて、八島湿原の湿原部分がよく見えるようになりました。



 この八島湿原の湿原部分には、ノビタキなどがさえずっています。

 この八島湿原を散策したのは、約1カ月ぶりです。7月中旬に、八島湿原を散策した話は、弊ブログの2017年7月17日編をご参照してください。

日本経済新聞紙に掲載されたコラム「人口減 地方が映す近未来 中」を拝読しました

2017年08月17日 | 日記
 2017年8月15日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面に掲載されたコラム「人口減 地方が映す近未来 中」を拝読しました。

 この時の見出しは「集落190カ所が消滅 居住地集約 賢く縮む」です。この見出しが伝える事実は衝撃的です。“賢く縮む”とは何かはあまり書かれていません。

 伝統行事のナマハゲで有名な秋田県男鹿市の148集落の内の4割以上が消滅したと報じています。日本の人口減少のトップを走る秋田県では、集落が次々と消え始めていると伝えます。

 日本経済新聞紙のWeb版である日本経済新聞 電子版では見出し「人口減対策、居住地集約し賢く縮む 集落190カ所消滅」と伝えています。



 このコラムでは、奈良県十津川村は広さが東京都23区に匹敵する面積に約3500人が暮らしていると伝え、その村の橋や道路の老朽化が著しく、通行止めが必要な橋が10カ所、5年以内に修繕すべき橋が66カ所あると伝えます。

 しかし、村の年間予算は約70億円で、橋の修繕費用は1カ所当たり約1億円になるために、「すべては修繕できない」と村長が語ります。

 日本での著しい人口減少によって、これまで“当たり前”だったことができなくなっていると解説します。

 国土交通省と総務省の調査によると、2010年以降に住民がいなくなった「消滅集落」は190カ所に上ります。日本の人口減少はここ10年以上前から予測されてきたことです。

 政府や国土交通省と総務省は、日本の人口減少に対して、それこそ“骨太の方針・対策”をしっかりと議論し、きちんと手を打ってきたのかが疑問です。

 この日の日本経済新聞紙の朝刊一面トップの記事は見出し「空き家解消 市町村主導 国交省検討」です。

 人口減少によって進む空き家問題に対して、国土交通省は市町村の役割を強化する新しい制度を導入するという記事です。

 市町村が空き家の情報を積極的に集め、その土地や建物の売買や、公園などへの転用などの仲介役まで担うようにするという方針です。

 実は、空き家問題は個人の資産の所有権を巡る基本的な問題です。日本の人口減少によって起こる空き家問題は、国民個人の資産の所有権という、日本国民の基本的なルールの在り方を根本から議論するテーマです。

 しかし、目の前で起こる現象に小手先で対応するという政治手法が普通です。国民の痛みを伴う大きな問題に対して、政府や国土交通省と総務省などの主要官庁は、各自治体に当面は丸投げするようです。

 2017年8月16日に発行された日本経済新聞紙の朝刊一面のコラム「人口減 地方が映す近未来 下」では、「村議会が成り立たない」と伝えます。



 これも10数年以上前から予測できたことです。出生率の低下が続くと、日本は人口減少になると予測されてきたからです。しかし、現在の日本は思考停止に陥っています。このことを、現国会の与野党がどこまで議論し、事実を公表しているのか、疑問です。