ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県諏訪市霧ケ峰にある踊場湿原では、コウリンカやマルバダケブキの花が咲いています

2017年08月21日 | 旅行
 長野県諏訪市霧ケ峰にある踊場湿原にも、霧は流れていました。霧が濃くなった八島湿原から、その南側にある踊場湿原に移動しました。

 この踊場湿原(標高は約1530メートル)は、“池のくるみ”とも呼ばれていて、湿原の中心部に小さな池と湿地があります。このために“池のくるみ踊場湿原”という呼び名もあります。ここも国の天然記念物に指定されています。

 踊場湿原の中腹から、湿原の中心部にある、小さな池と湿地を見下ろすと、車山方面から霧が流れてくる様子が見えました。







 踊場湿原の一番下側部分から北東方向を見上げると、その奧には車山(標高1925メートル)の山麓が見えるはずです。しかし、霧の中でした。

 踊場湿原のやや深い草原の中には、コウリンカ(紅輪花)が所々に咲いています。





 広大な踊場湿原の深い草原の中では、カワラナデシコも所々で咲いています。



 草原の中では、ノコギリソウも花を咲かせています。


 
 踊場湿原の上部では、マルバダケブキ(丸葉岳蕗)が群生しています。



 8月下旬になり、マルバダケブキは花期を終えつつあります。

 このマルバダケブキがの群生地では、夏鳥のノビタキが飛び回っています。





 流れる霧のために、ノビタキの姿はやや不明瞭です。

 霧ケ峰にある踊場湿原や八島湿原は、これからは急速に秋の景色に変わっていきます。

朝日新聞紙に掲載されたコラム「日曜に想う 編集委員 福島申二」を拝読しました

2017年08月21日 | 日記
 2017年7月20日に発行された朝日新聞紙の朝刊の総合面に掲載されたコラム「日曜に想う 編集委員 福島申二」を拝読しました。

 サブ見出しは「未来世代に仕掛ける戦争」というやや難解なものです。この“戦争”の意味は中身を読まないと簡単には理解できません。

 朝日新聞紙のWeb版の朝日新聞 DIGTALには、見出し「(日曜に想う)未来世代に仕掛ける戦争 編集委員・福島申二」とまとめてあります。



 ここでいう“戦争”とは、現在の地球を生きる主力世代は地球環境破壊という容赦ない戦争をしていると解説しています。ドイツの児童文学者の故ミヒャエル・エンデが「わたしたちは、わが子や孫に向かい、来(きた)る世代に対して、容赦ない戦争を引き起こしてしまった」と書いていたと伝えます。

 このことを、北海道の富良野自然塾を訪ねて、脚本家の倉本聰さんが主宰する体験型の自然環境の場に行くと、倉本さんは「地球を食いつぶしながらわが世の春を謳歌して、あげくに未来をごみ箱にいるのが私たちだと想いませんか」というと伝えます。

 「地球が歳月をかけて蓄えた石炭や石油を大量消費して、私たちは華やぐ。二酸化炭素などの地球温暖化ガスの排出量が跳ね上がり、それが主因とみられる温暖化が進む・・」と続けます。

 このコラムを書いた福島申二編集委員は「こうした気候変動への危機感を各国が共有したのが、温暖化対策の新しい国際的な枠組み「パリ協定だった」と解説します。

 温暖化を虚構だというトランプ米国大統領は、「アメリカ第一」をうたう見勝手な理屈を述べて、「パリ協定」離脱を表明し、先日正式に国連に通知したと事実関係を解説します。

 こうしたトランプ米国大統領の挙動は、トランプ大統領を誕生させた立役者のスティーブン・パノン大統領首席補佐官の更迭によって、混乱がますます続くと、2017年7月20日に発行された日本の主要な新聞紙各紙は報じています。

 「アメリカ第一」と唱い、「白人至上主義」の方々から熱烈な支持を受けてきたトランプ米国大統領の今後は何を打ち出すのかに注目が集まっています。

 このコラム「日曜に想う」は、故ミヒャエル・エンデは「(未来の)子孫は応戦できないから、わたしたちはこのままさらに進めていく」。そして「わたしたちがおこなったひどいことを償うために、子孫は何かを思いつくかもしれない」と書いています。

 未来の子孫達は時空を超えるタイムマシンを開発し、現世代に復讐にやって来るかどうか、いくらか心配です。