ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

埼玉県加須市北川辺にあるオニバス自生地では、多数のトンボが飛んでいました

2017年08月12日 | 季節の移ろい
 埼玉県加須市北川辺の田んぼの中にあるオニバス自生地に行った際に、飛び交うトンボも観察しました。

 このオニバス自生地は、加須市の天然記念物に指定されている、埼玉県内では、唯一のオニバス自生地です。

 周囲の広大な水田では、イネの稲穂が稔り始めて、収穫が近い様子です。



 オニバス自生地の水路などでは、オニバスの花が所々で咲いています。



 近くに設けられた小さな池では、たぶん熱帯スイレンと推定される花が咲いています。





 日本の蒸し暑い夏にふさわしい花です。

 水路やオニバスを保護する池と、オニバスを咲かせる休耕田などの上を、トンボが飛んでいます。

 水路の縁に留まった“赤トンボ”は、ショウジョウトンボではないかと推定しています。羽根の根元の模様からの推定です。





 ショウジョウトンボではないかと考えたのは、羽根の根元の模様からの推定です。

 シオカラトンボではないかと推定したトンボもいました。



 実は、小さなカエルもいたのですが、動きが速いために撮影できませんでした。

 豊かな水田地帯の昆虫なども、元気に活動しています。

埼玉県加須市北川辺にあるオニバス自生地で、オニバスの花を観察しました

2017年08月12日 | 季節の移ろい
 埼玉県加須市北川辺の田んぼの中にあるオニバス自生地で、独特な雰囲気のオニバスの花を観察しました。

 このオニバス自生地は、加須市の天然記念物に指定されています。埼玉県内では、唯一のオニバス自生地だそうです。



 オニバスはスイレン科の一年草です。5月ごろに種子が水底で発芽し、7月ごろには表面に大きなトゲを持つ大きな丸い葉を水面に広げ、8月に入ると、濃い赤紫色の小さな花が水面から上に出て咲きます。





 見た感じでは、花は水底から茎が伸びてきて、丸い葉を下から突き破って咲くものもあります。



 広大な水田の中を流れる幅70センチメートルから80センチメートル程度の水路(水田に水を供給)が、実際のオニバス自生地のようです。長さ100メートル以上にわたっているように見えました。

 この水路の近くに、オニバスを保護する池(水深が深そうです)と、オニバスを咲かせる休耕田のような自生地が設けてあり、オニバスの花が所々で咲いています。花は、こちらの方が観察しやすい感じです。

 伺った話では、水田用の水路の整備をしたところ、絶滅したと思われたオニバスが復活し、自生地として保護しているそうです。

 オニバスは、埼玉県のレッドデータブックでは「絶滅危惧1A類」に分類されている貴重な植物です。

 オニバス自生地には、小さな池が設けられており、そこではアサザの花が咲いています。葉が伸びきり、花も終焉な感じです。





 この貴重なオニバス自生地は、利根川流域の広大な水田の中にあり、あまり目立たない感じです。見学者が時々、やって来るという程度で、数台分の駐車場がちょうどいい具合でした。

広大な水田では、もうイネの稲穂が垂れ始めています。稔りの時期近です、



 利根川沿いの水田は、豊かな農耕地です。