新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

6月17日 その2 習近平閣下お目出度う御座います

2021-06-17 14:07:57 | コラム
閣下の日本国属国化計画は遺憾ながら着々と進行しております:

中国の新疆ウイグル自治区等に対する人権侵害を非難するはずだったはずの国会での議決は見送られたままに、国会は閉会してしまった。報道によれば、議決できなかったのは野党の所為ではなく与党・公明党の中国に対する気兼ねだったそうだ。「何と言うことか」なのだが、現実には自民党の中にも有名な媚中派もおられるそうだし、中国の我が国の属国化計画(その程度であれば良いので、彼習近平の構想はもっと先を見据えているかも知れないのだ)はこのように進行しているのだ。

一体全体、我が国の国会議員などという人種は、何を考えているのかと嘆きたくなる。もしかしなくても、彼らは何にも「国益」などについては考えていないのではないかと認識している方が無難かも知れない。私はここでしたり顔で国会議員を批判しているが、何時も言ってきたことは「彼らを選んだのは我々国民なのだ」である。何とも情けないことに、彼らを非難することは、天に向かって唾するのと同じなのだ。国会を閉じた森山国対委員長と佐藤幹事長代理は菅総理の側近だったのではなかったのだろうか。

大谷翔平君がエンゼルス所属とは知らなかった

2021-06-17 09:19:40 | コラム
私は迂闊にもエインジェルスの大谷翔平だと思っていた;

私は毎朝のように各テレビ局が知らせてくれる大谷翔平君の活躍振りを、さほど深い関心を持って見ている訳でもない。アメリカでMLBの野球を見たことがあった家内ですら「別に日本を代表してで行って貰った訳でもないのにねー」と言い出す始末だ。確かに彼の活躍は素晴らしいと思うが、あれほどの報道が必要なのかと疑うときもある。

今回はそういう事を論じるのではない。Angels(またはangel)が「エンゼルス」と当たり前のように表記され、報道されている事実を嘆いているのだ。毎回同じ事を言うが「カタカナ表記をする前に辞書を引いて見ろ」なのだが、実際にアメリカ人でも英連邦人でも良いから、外国人がどのように発音するかを聞いてからにして貰いたいのだ。如何なる辞書を見ても発音記号では「エインジェル」となっているのだ。その応用編であるLos Angelesも同様で「ロサンゼルス」はあり得ないのだ。「ロス・アンジェレス」だし、その他にも「ロス」という都市はないのだ。

という訳で、元の英語の発音というか表記とは異なる、カタカナ語になっている例を挙げてみようという企画である。私は半分は批判する気持ちでやっているが、残り半分は「何故、如何なる理由でこのような表記を選んだのかが分からない」となっている。

*カジュアル:
「キャジュアル」が英語の発音に最も近いのだ。私は1996年8月までcasualが「カジュアル」とされていたとは知らなかった。それは初めてラジオに出る仕事を頂戴した頃のことだった。服装を論じるときに事前の打ち合わせでキャジュアルと言ったところ、キャスターさんに「カジュアルではありませんか」と注意され「???」となったのだった。

*カメラ:
これも奇妙だ。何故か原語のように「キャメラ」とはなっていなかった。上記の「カジュアル」と同工異曲か。なお、余談だが、イタリア語ではcameraと言えば「部屋、寝室」の意味であるそうだ。

*コンテナ:
英語はcontainerである。それが何故か「コンテイナー」ではなくて「コンテナ」になっていた。”container“は私の日本向け輸出の業務の重要な部分を占める道具だったが、まさか我が国では「コンテナ」となっていたとは知らなかった。

*チーム:
“team“のことである。これと同じような扱いが、ticketがチケットとされていることにも見える。私には歴史的なことは解らないが、アルファベットのtを含む単語は往々にして「テイ」ではなく「チ」にされている。日本語にはない発音だから難しいとでも先人が勝手に判断したのかも知れないが、始めにチャンと教えれば英語の通りの発音ができている方が幾らでもおられる。英語教育の欠陥か製造業者の見識不足か。

*デジタル:
畏メル友のS氏には「『デイジタル』という表記にすれば、何か別な事のようになりはしないか」と忠告された。尤もだと思った。だが、digitalは何と言われようと「デジタル」の表記ではおかしいと固執する。Sさん、ご免なさい。

*ペプチド:
英語表記はpeptideであるが、ペプチドとされてしまったようだ。正しくは「ペプタイド」である。これはもしかするとteamの所に入れておくべきだったかも知れない。だが、英語の数少ない規則の中で「終わりから三つ目が母音の単語の場合は、その母音はアルファベットの呼称通りに発音する」を考えれば「チド」はなかったはずだ。

*ポスター:
これは揚げ足取りか言いがかりかも知れない。”post“という単語の発音は「ポウスト」なので、ポスターは「ポウスター」ではないのかという採り上げ方だから。同じようなものに「ポストイット」がある。

*ホルムアルデヒド:
“formaldehyde”のことだ。これには苦い思い出があるので採り上げた。技術的な話し合いをしたときに、客先から「ホルムアルデヒドに浸したので」という話が出た。「ホルムアルデヒド」では上司に解って貰えなかった。私は英語で何と言うか知らなかったので、色々とアクセントを変えて表現してみた。何回目かに彼は”Do you mean formaldehyde?“、即ち「フォマルデハイド」と問いかけてくれて、問題がやっと解決できた。言うなれば見事な程のローマ字読みだったのだ。

このような化学品や合成樹脂等の英語表記はカタカナ表記になると、元の言葉とかけ離れた発音と表記になるので、通訳するときには苦労させられたものだった。例えば、「ビニール」は「ヴァイニル」だし、PVCは「ポリヴァイニルクロライド」という具合だ。「アルミニウム」=aluminumは「アルーミナム」なのだ。