新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

2021年5月の新宿区の人口

2021-06-05 10:17:29 | コラム
21年5月の新宿区の人口は対前月比△0.1%の微減だった:

新宿区の5月の人口は4月の302人に続いて437人の減少で、対前月比△0.1%の344,140人となっていた。外国人の減少は4月の1,403人の大幅ではなかったにもせよ、625人の減少で35,729人となっていた。これは対前月比では△1.7%となる。外国人が全体に占める比率も10.4%と、前月の10.6%、3月の10.9%と2月の11.0%から続落となっていた。つい昨年までは彼らが占める比率は12%台を維持していたのと比較すれば、かなりの減少のように思える。

だが、大久保通りに出てみれば、確かに彼らが少なくなったという感もなきにしもあらずだが、相変わらず我々よりは圧倒的に多いのだ。という事は、彼らにとってはこの界隈は買い物の街として利用されているとしか思えないのだ。疑問に感じることは、減少した分の外国人が何処に行ったのかということ。彼らが自分で航空券を購入して帰国したのか。それとも不法滞在の廉で強制収容でもされたのか。

日本人は前月に続いて小幅ながら188人増加して308,411人となっていた。感覚的にはこの百人町/大久保界隈で増加したのではなく、何処か外国人が少なくて穏やかな地域でのことだろうとしか思えないのだ。と言うのも、ここ百人町/大久保界隈に住んでいる感覚では、日本人の増加は兎も角として、外国人がこれほど減少しているとは感じられないのだ。

我が街では白人を見かけるのは極めて希であり、英語を話している者など皆無と言って誤りではあるまい。多くの日本語学校からは正午過ぎになると相変わらず多くの若者が新大久保駅に向かって群を為して歩いて行くのを見かける。その留学生たちは圧倒的に中国人が多い。何方か専門家が書いておられたが「我が国は数千人の中国のスパイが入っているが、彼らは必ずしもスパイを本務としている訳ではなく、ごく一般の留学生でもその職務を果たしているのが怖い」のだそうである。そうであれば「あの日本語学校の留学生の中には・・・」などと、つい考えてしまう。

5月からはここ新宿区内では10ヶ所の会場でワクチンの接種が始まった。私は高田馬場の駅の直ぐ近くにありながら「戸塚地域センター」となっている会場で、29日に何とか1回目の接種を受けられた。ここ新宿区ではCOVID-19の感染者数は世田谷区に次いで5月4日には7,853人だった。それが昨4日では8,817人と前月比で12.2%の増加となっていた。概算では1日に32人も感染している計算になる。8,817人を5月の人口で割ってみれば2.6%となるのだ。

我が国全体で昨日の時点で感染者が757,774人だったという事は、感染者の比率が0.6%となるので、ここ新宿区の感染者は全国的に見ればかなり多いことになる。まさか、外国人たちはこの比率を知って逃避したのではあるまいな。

参考資料:新宿区「広報」21年6月5日号