新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

9月30日 その2 アメリカ・ワシントン州では

2022-09-30 09:25:20 | コラム
故安倍晋三元総理の国葬はワシントン州では・・・:

入院中に元の同僚でワシントン州南部のLongviewに引退しているL氏から、下記のようなE-mailが来ていた。その内容は私には少なからず衝撃的だった。以下は私の訳文である。

「私は同じ国葬でも、こちらでは英国の故エリザベス女王と日本の故安倍晋三元総理のそれに対する弔意と敬意の表明に大きな差があったことに大変驚いている。即ち、全世界で故エリザベス女王に敬意を表しその死を悼んだのに対して、少なく当地では故安倍晋三元総理を悼む声は殆ど聞かれなかった。私が訊きたいことは「日本では故安倍晋三元総理に対して、彼の実績に相応しい敬意が十分に表されていたのか」という点だ。君の体調が健全であることを祈念して終わる。」

となっていた。

L氏は以前から「大統領制のアメリカでは、一般的に立憲君主国というか王様がいる国に憧れを持っているのだから、一時は元内親王だった真子さんの結婚に興味を示す者がいた。だが、矢張り我々の関心は英国王室のヘンリー王子の問題の方により多く集まっている」と指摘していた。上記は彼一人の見方なので、他の知人にも問い合わせてみようかと考えている。

余談だが、英語の講釈を。L氏のE-mailの結びの“Hope this question finds you well.”を「君の体調が健全であることを祈念して終わる」と訳したが、非常に苦労した。この形は英語独特の表現なので、無理に和訳することをせずに「こういう言い方もあるのだ」と覚えておく程度で良いと思う。


2022年8月の新宿区の人口

2022-09-30 08:20:02 | コラム
22年8月の新宿区の人口は△0.04%の345,697人だった:

22年8月の新宿区の人口は7月から161人減少で345,697人となっていた。日本人は200人の減少で307,036人となり、外国人は39人の増加で38,661人と僅かの増減となっていた。この結果で区全体の人口に占める外国人の比率は11.18%となった。これは前月の11.16%からはほんの僅かの減少だったが、6月の10.76%と5月の9.7%よりは増加していた。

8月は夏休み期間中だったこともあり、山手線の内側の大久保通りを埋め尽くしている感が濃厚のKorea townでの活況には、誠に凄まじいものがあった。何も驚く現象でもないが、この道路の両側の歩道は恐らく日本全国やらやって来たのだろうかと推察できる老若女で埋め尽くされている。即ち、この一角では何も尹錫悦大統領が日韓関係の改善に努力されずとも、日韓の友好関係は揺るぎなく実現されているのだ。この現象を岸田総理や林外相はご存じなのだろうか。

一般的にと言うかマスコミが「新大久保」と呼称する百人町/大久保界隈では、外国人が昨年辺りよりも増えたとの実感はない。だが、確かに数多ある日本語学校に出入りする若者の数はCOVID-19以前の勢いを取り戻している。彼らが新規入国者なのか、他の区または都外から移住してきたのかは知る由もないが、もしかして¥140台を維持している円安が彼らの支えにでもなっているのかと考えさせられている。この物皆上がる状況下でも、彼らのアルバイト先があるのだろうか。

未だ未だウイルスの感染を怖れている超後期高齢者は都内の他の区は言うに及ばず、新宿区内を動き回っていないので、街角景気診断もできていないし、外国人の動向も掴みようがない。だが、昨日の退院の際に身の安全を図って利用したタクシーの運転手さんは「我々のために何もしてくれずに外交ばかりやっていた安倍晋三元総理のために税金を使って国葬をやるなんて、岸田は何を考えているのか」と言って感情的だった。「またか」と、非常に虚しいものを感じた。

参考資料:新宿区広報 9月25日号