新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

南アフリカでオミクロン株が発生した

2021-11-28 10:13:10 | コラム
我が国の水際対策が不安だ:

東京都に於ける第5波での新規の感染者が10数日も30人を下回るという状態であり、安堵しておられる方は多いだろうと思う。実は、当方はその一人である。ところがウイルスも去る者で「そうはさせじ」とばかりに、南アフリカでオミクロン株(ギリシャ語のようでomicronとなるようだ)を発生させた。報道ではワクチンの効果が薄れるとなっている。そういう報道があったのは去る26日(金)で、ヨーロッパの何ヶ国かは即刻南アフリカからの航空機の飛来を禁じてしまったそうだ。

そこで、我が国のこのオミクロン株に対する水際作戦だが「アフリカの7ヶ国からの訪日者に対する空港の検疫を厳格化して拘束期間を10日間とする」と報じられていた。何の事はない、航空機の飛来を認めているという、ヨーロッパの対策よりは緩やかと言うか友好的(性善説的?)ですらあるのだ。それで良いのかなと不安になった。私はそもそも中国で発生した時点で外国人の入国を認めていたことが甘かったので、第5波までの感染を招く大いなる原因となったと見ているので、未だ甘いのではないかと思わずにはいられない。

この新水際対策には、それら7ヶ国を経由してきた入国者も厳重に隔離するとなっていると思うが、ワクチン接種証明やPCR検査等の陰性証明証などは簡単に偽造する国が我が国の近隣にあるということなどは常識ではないのか。何故思い切った手が打てないのかと不満である。菅政権当時から「経済を回すためにはビジネス客の訪日を限定した国からは認める」と決められたようだが、その決定には国民の安全保障が軽視されている感が否めない。岸田内閣でも「ビジネス客優先」を踏襲するのだろうか。疑問に思うのは私だけか。



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