宗教を論じる意図などはないが:
「美しき天然」の歌詞を知って考えたこと:
これは明治35年に出来た田中穂積作曲、竹島羽衣作詞の唱歌である。何を言い出すのかと思われそうだが、今朝の4時45分からTBSのBSの番組「日本の名曲ミニアルバム」だったかで、この美しくて懐かしい歌が聞けたのだった。正直に言ってこの歌は知っていたが、歌詞が画面の下に表示されたので、初めて知ることが出来た。
意外だったのは、キリスト教国ではなかったはずの我が国で、今から130年ほども前に「美しき天然」を神が設え賜ふたという歌詞になっていたことだった。竹島羽衣という方がどういう考え方というか動機で「神」を使われたのか知る由もないが、当時でも「造化の神」のような観念があったのだろうかと思わせられた。
ここに思いがけないことに「神」が出てきたので、日頃から気にかかっていることを思い出した。そこで、次にはその点に触れてみようと思う。
“Oh, my God!”:
この言い方はプロテスタントの国であるアメリカで「余り使わない方が良い」と教えられていた。それは、ご存じの方は多いかと思うが、その意味は「神様、何と言う事でしょう」や「神様、困った事です」や「弱ったな」や「あれまー」のような意味になるのだ、ここには神であるGodが出てきているのだ。このようにGodを使うのは「神を冒涜している」と解釈されるので、使わない方が宜しいのだそうである。
だが、キリスト教がそれほど広く普及していない我が国では「まさか神を冒涜している表現だ」というところにまで考えが及んでいないので、テレビに登場する者たちは「オーマイガー」などと気軽に叫んでいる。これについてキリスト教信者の方々から「神を冒涜するとは怪しからん」というクレームがあったとも聞いていないが、可能ならば言わせない方が良いと思う。
それでは何と言えば良いかは、アメリカ人たちに教えて貰っていた。即ち、Godは使わない方が良いというので、”Oh my gosh!”(「ガーシュ」と発音する)か、”Oh, my!”か、簡単に”Gosh!”の一言ならば許されるのだそうだ。私は当初は”Oh my God!”はswearwordの範疇に入るので禁句かと思っていたが、そうではなく、「Godを冒涜するのが宜しくない」のだという事だった。このことをテレビに登場するタレントさんたちに誰が伝えるのだろう。
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