あれやこれやと:
BioNTech SE:
このドイツの会社でRNAの研究開発をされたカテリン・カリコー博士(Katelin Kariko、ドイツとハンガリーの二重国籍であるとか)のことを、週刊文春で偶然の一致か、福岡伸一博士と池上彰氏が取り上げていた。言うまでもないようなことで、カリコー博士はノーベル賞受賞の有力候補者だった方。ここでは私如きがRNAを論じようなど大それたことなど考えていない。
私の関心はBioNTech SEの社名が、片やバイオンテックで一方はビオンテックとなっていた点にあった。そこで、早速Wikipediaに尋ねてみると、海外でもこれらの他に「バイオエヌテック」まであるのだそうだ。私はてっきりBioNをアメリカ式に読んで「バイオン」としたのに対して、池上彰氏は素直にローマ字読みで「ビオン」としたのだろうと思っていた。私が知る限りでは、我が国の報道機関の表記は「ビオンテック」である。何れが正確なのか、面倒なことだなと思った。
また、Wikipediaによれば「博士の名字であるKarikoも『カリコ』の表記が多く、海外でもそのようになっている。だが、カリコー博士はハンガリー人である事の誇りを重んじられて『カリコー』としておられる」のだそうだ。何でここまで引っ張ってきたかと言えば、外国人、特にアメリカやヨーロッパの人たちの氏名や社名等をカタカナで表記する際には、恣意的にカタカナ語にしない方が良いだろうと報道機関に向かって言いたいのだ。
スマートフォンに切り替えるかどうか:
COVID-19の第5波がめっきり下火になったことであり、思い切って京橋にある理髪店に20年以上もお任せにしている女性理髪師のところに出掛けて見た。床屋さんは落語にも「噂話を床屋でお湯屋で語れば瞬く間に世間に広まる」とあるように、床屋さんたちは世情に通じている。そこで、今回はらくらくスマートフォンに切り替えるべきかとの悩みを彼女に打ち明けてみた。
彼女は直ちに答えてくれた。それは「3Gの電波が使われなくなると知ったので、迷わず4Gのガラケイに切り替えた。知り合いの高齢女性はスマホを選択したが使い切れずにガラケイに戻した。こういう次第だから、奥様には無理だろうと思う。私にはメールの必要などないしガラケイで十分だと思った、ましてやSNSな無縁だしLINEの相手なんていない」となっていた。4Gのガラケイなどという手があるとは知らなかった。
余談になるが、彼女に言わせると「永年の馴染みの指名客(とは言っても、現在は彼女が一人で切り盛りしているのだが)には以前の新宿の住友ビルの中にあった店の頃からの高齢者が多く、今やコロナで閉じ込められて他人と語り合う機会が激減したので、偶にここに来て自分と話し合うと元気になって帰って行く。これからも元気になるためには精々ここに来ていれば良いのだ」そうだ。尤も至極だと思う。
実は、これはその通りだと思っているし、15年までそれこそ主治医に言われたように「入退院を繰り返す」病に苦しめられていたのだった。その間に看護師さんに教えられたことは「奥様等の家族に来て貰って語り合うよりも、それ以外の友人や知人に来て貰って語り合えることの方が元気にもなってくるし、回復を早めることもある」だった。理髪師さんの指摘もこの看護婦さんの話と同じ性質であると思った。
確かに高齢化すると、他人と語り合える機会が減少するので、偶に会えた人などとあらゆる機会を捉えて話し込みたくなるのだとの自覚症状はある。余所様と色々と勉強する機会になるので、第6波が襲来する前にまた京橋まで出掛けて、すっかり変わってしまった銀座と京橋の景色でも眺めてから、世間話をしに行こうと考えているところだ。
人流:
茨城県のアンテナショップには入場待ちの行列ができていた。魅力度だったか人気度だったかが44番目だったかという低位に落ちた群馬県の山本知事は、法的処置も辞さないと憤慨しておられたが、茨城県も低位に喘いでいる。それかあらぬか、毎日のように「かみなり」とか言った地元出身のコント(漫才)の2人を使って、せっせと県の産品を宣伝するテレビCMを流している。
そのショップは有楽町駅から京橋に向かう道筋にあるのを先日偶然に発見した。何とその施設の前に入場を待つ長い行列ができていたので何事かと近付いて、それと知った次第だった。CMは打つべきものだと思った。茨城県と言われて直ちに思いつくのは納豆と梅干しくらいのものだが、私は殆ど注意して見てないあのCMの効果がここに現れているのかと思って通り過ぎた。
場所は解るが、昨17日は表参道は人と車でごった返していた。昨日は新宿御苑の近くである太宗寺の施設で弟の一周忌の法要に出掛けたのだ。道中の新宿の街には雨天を顧みない大勢の人で賑わっていた。帰りには参列して貰えた弟の大親友を神宮前まで送ったのだが、彼には表参道は混み合っているから余り入っていかない方が良いと言われた。なるほど、行ってみれば表参道は車と若者で大賑わいだった。確かに第5波が明らかに収束したようなので、人流が大規模に動き出したと解った。
先週に2度ほど通り抜けたここ新宿区大久保(断っておくが、新大久保などという地名はない)Koreatownなどは完全に往年の賑わい以上の活況を呈していた。一説には「多くの若者がワクチンを接種したので、感染が下火になった」となっているが、悲観論者の私には「彼らはせっせと、身を以て第6波の準備をしているだけ」としか考えられないので不安だ。
BioNTech SE:
このドイツの会社でRNAの研究開発をされたカテリン・カリコー博士(Katelin Kariko、ドイツとハンガリーの二重国籍であるとか)のことを、週刊文春で偶然の一致か、福岡伸一博士と池上彰氏が取り上げていた。言うまでもないようなことで、カリコー博士はノーベル賞受賞の有力候補者だった方。ここでは私如きがRNAを論じようなど大それたことなど考えていない。
私の関心はBioNTech SEの社名が、片やバイオンテックで一方はビオンテックとなっていた点にあった。そこで、早速Wikipediaに尋ねてみると、海外でもこれらの他に「バイオエヌテック」まであるのだそうだ。私はてっきりBioNをアメリカ式に読んで「バイオン」としたのに対して、池上彰氏は素直にローマ字読みで「ビオン」としたのだろうと思っていた。私が知る限りでは、我が国の報道機関の表記は「ビオンテック」である。何れが正確なのか、面倒なことだなと思った。
また、Wikipediaによれば「博士の名字であるKarikoも『カリコ』の表記が多く、海外でもそのようになっている。だが、カリコー博士はハンガリー人である事の誇りを重んじられて『カリコー』としておられる」のだそうだ。何でここまで引っ張ってきたかと言えば、外国人、特にアメリカやヨーロッパの人たちの氏名や社名等をカタカナで表記する際には、恣意的にカタカナ語にしない方が良いだろうと報道機関に向かって言いたいのだ。
スマートフォンに切り替えるかどうか:
COVID-19の第5波がめっきり下火になったことであり、思い切って京橋にある理髪店に20年以上もお任せにしている女性理髪師のところに出掛けて見た。床屋さんは落語にも「噂話を床屋でお湯屋で語れば瞬く間に世間に広まる」とあるように、床屋さんたちは世情に通じている。そこで、今回はらくらくスマートフォンに切り替えるべきかとの悩みを彼女に打ち明けてみた。
彼女は直ちに答えてくれた。それは「3Gの電波が使われなくなると知ったので、迷わず4Gのガラケイに切り替えた。知り合いの高齢女性はスマホを選択したが使い切れずにガラケイに戻した。こういう次第だから、奥様には無理だろうと思う。私にはメールの必要などないしガラケイで十分だと思った、ましてやSNSな無縁だしLINEの相手なんていない」となっていた。4Gのガラケイなどという手があるとは知らなかった。
余談になるが、彼女に言わせると「永年の馴染みの指名客(とは言っても、現在は彼女が一人で切り盛りしているのだが)には以前の新宿の住友ビルの中にあった店の頃からの高齢者が多く、今やコロナで閉じ込められて他人と語り合う機会が激減したので、偶にここに来て自分と話し合うと元気になって帰って行く。これからも元気になるためには精々ここに来ていれば良いのだ」そうだ。尤も至極だと思う。
実は、これはその通りだと思っているし、15年までそれこそ主治医に言われたように「入退院を繰り返す」病に苦しめられていたのだった。その間に看護師さんに教えられたことは「奥様等の家族に来て貰って語り合うよりも、それ以外の友人や知人に来て貰って語り合えることの方が元気にもなってくるし、回復を早めることもある」だった。理髪師さんの指摘もこの看護婦さんの話と同じ性質であると思った。
確かに高齢化すると、他人と語り合える機会が減少するので、偶に会えた人などとあらゆる機会を捉えて話し込みたくなるのだとの自覚症状はある。余所様と色々と勉強する機会になるので、第6波が襲来する前にまた京橋まで出掛けて、すっかり変わってしまった銀座と京橋の景色でも眺めてから、世間話をしに行こうと考えているところだ。
人流:
茨城県のアンテナショップには入場待ちの行列ができていた。魅力度だったか人気度だったかが44番目だったかという低位に落ちた群馬県の山本知事は、法的処置も辞さないと憤慨しておられたが、茨城県も低位に喘いでいる。それかあらぬか、毎日のように「かみなり」とか言った地元出身のコント(漫才)の2人を使って、せっせと県の産品を宣伝するテレビCMを流している。
そのショップは有楽町駅から京橋に向かう道筋にあるのを先日偶然に発見した。何とその施設の前に入場を待つ長い行列ができていたので何事かと近付いて、それと知った次第だった。CMは打つべきものだと思った。茨城県と言われて直ちに思いつくのは納豆と梅干しくらいのものだが、私は殆ど注意して見てないあのCMの効果がここに現れているのかと思って通り過ぎた。
場所は解るが、昨17日は表参道は人と車でごった返していた。昨日は新宿御苑の近くである太宗寺の施設で弟の一周忌の法要に出掛けたのだ。道中の新宿の街には雨天を顧みない大勢の人で賑わっていた。帰りには参列して貰えた弟の大親友を神宮前まで送ったのだが、彼には表参道は混み合っているから余り入っていかない方が良いと言われた。なるほど、行ってみれば表参道は車と若者で大賑わいだった。確かに第5波が明らかに収束したようなので、人流が大規模に動き出したと解った。
先週に2度ほど通り抜けたここ新宿区大久保(断っておくが、新大久保などという地名はない)Koreatownなどは完全に往年の賑わい以上の活況を呈していた。一説には「多くの若者がワクチンを接種したので、感染が下火になった」となっているが、悲観論者の私には「彼らはせっせと、身を以て第6波の準備をしているだけ」としか考えられないので不安だ。
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