新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

3回目のワクチン接種

2021-12-12 13:59:26 | コラム
ここ新宿区では矢張り8ヶ月後だった:

この決定は一昨日だったか、新宿区の広報の号外で知らされた。即ち、我々65歳以上の高齢者には来年の1月に新規の接種券が送られて来るのだ。その後にネットか電話で予約をして2月に接種という段取りだった。少しだけ残念なことだったかも知れないが、巷間伝えられていた6ヶ月後の前倒しにはならなかった。

私は8ヶ月後とは寧ろ当然ではないかと受け止めている。それは、新たな接種券の手配に始まって多くの人の手を要する事務処理が必要だろうし、多くの区役所の地区センターで事に当たる人員の手配も必要になること等々の事務作業量を考えれば、何ら不思議ではないからだ。本来は区役所ではこのような作業はこれだけに終わっていたはずだったが、そこに新規に10万円の給付金の作業が加わるのでは、些か大変なことになったのだろうとお察し申し上げているのだ。

ここまでには特に何も言う事はない。だが、前回経験したネットも電話も中々繋がらず、半日以上も掛かり切りだったという事態にまた追い込まれるのかとの懸念はある。しかし、これは忍耐と時間が解決してくれることだと割り切る覚悟である。未だに専門の医師の方々や所謂専門家が未だに正体を見定めきれずにいるオミクロン変異株は、面倒な事態を招いてくれたものだ。

そのオミクロン株であるが、岸田総理の思い切りの良い水際作戦の展開で、現在までに海外からの陽性者の数は極めて少ないのは結構なことだと思っている。だが、昨日は第5波が静まりかえっている間にと、山手線を利用して新大久保から有楽町まで遠征して京橋の馴染みの理髪店に行って来た。そこで、矢張りかと思わせられたことは、全くCOVID-19以前の状態に戻っている大変な人出だった。この状態では、もしもオミクロン株が本当に伝染し始めれば一溜まりもあるまいと、大いに不安になった。

有楽町から京橋の交差点付近まで歩いたのだが、特に印象的だった現象はといえば、京橋の交差点付近にある鰺フライの名店の誉れ高き「京ばし松輪」には、11時前でも長蛇の列が出てきていたことと、帰路の12時過ぎの山手線外回りでは渋谷、原宿、新宿、新大久保で乗降する人たちが非常に多いことだった。言ってみれば「密」なんていう状態ではないので、超後期高齢者は不安になった。昔から言うではないか「油断大敵火がボウボウ」と。

終わりに一言。こんな事は言わない方が身の為かも知れないが、何で「ブースター接種」なんて言うのだろう。確かに“booster shot(injection)”などという用例はジーニアス英和には載っている。だが、“booster”などという単語は滅多に日常的な話の中では聞いたことがなかった程度のものなのだ。それを気安くカタカナ語にする感覚には恐れ入っているのだ。普通に「追加接種」か「3回目の接種」で良くはないのか。



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