アメリカ大統領選挙とトランプ大統領をあらためて考察すれば:
私が以前にも採り上げた事だが、アメリカで上澄みの層にいるいる人たちの社交性の高さと社交辞令の巧みな表現に出会うと、余程アメリカの社会に慣れない事にはついその気になって「自分も満更ではないのだ」とばかりに、浮かされていまうことがあると思う。いえ、思い上がらせられるかも知れません。家内も私がその社交辞令的な発言を忠実に通訳したのを聞いて「余りに世辞が上手すぎてかえって本当の事を言っていないのではと感じた」という感想を漏らしていた。女性独特のカンにはそのように聞こえるらしい。
トランプ大統領が個人的に話をしている場面がテレビなどで流れることなどあり得ないので、彼が友人や知人と語り合っている際にどれほど社交的な人物なのかは知り得ようがないと思う。いや、何時でもあのように乱暴な口の利き方をして汚い言葉を使っておられることはあるまいと想像している。トランプ氏と個人的に付き合いがある在NYのエコノミストのH氏が、立候補した頃に言っていたと聞いた。だが、彼は「もしもNYの街中でうっかりそんなことを言えば、後ろから刺殺されそうなほどトランプ氏は嫌われていた」とも補足したそうだ。
私がトランプ氏のキャンペーンの演説を聴いていて「あそこまでやるのか」と寧ろ感心している点がある。それは、トランプ大統領はアメリカ人的な社交性も何もかなぐり捨てて、再選される為には自己の最大限の利益と安全保障の為に、ひたすらバイデン氏を罵ることに徹底し、自分の陣営側のはずのファウチ所長までも貶している点なのである。要するに、我が国のように「エールの交換」などという儀式はあり得ない世界だ。
しかも、アメリカ合衆国の大統領ともあろうお方が平気で「汚い言葉」を使い、“you know”を挟んでまで下層階級が多い支持層に受け入れられそうな言葉を意図的に使っておられる点が凄いと思うのだ。明らかに上流階級である誇りまでかなぐり捨てておられるのだ。この点は何度も指摘したことで、トランプ大統領が語りかけているのは知識階級ではなく、労働者階級等である彼の支持層であるということだ。即ち、彼等にとって解りやすい言葉を使っておられるのだ。彼等にこの点についてはYM氏も同意見だった。即ち、「目的のためには手段を選ばず」の状態だということ。
我が国には多くのアメリカ事情通の評論家や専門家が多くおられると思う。その方たちのご意見は尊重すべきだとは思う。だが、YM氏にしても、不肖私にしても彼等アメリカ人たちの中で過ごし、彼等と知り合い語り合って初めて知り得たアメリカの実態と事情を語っているのだと思う。一方、評論家や専門家の方々は外国人として非常に良く勉強しておられルのは間違いないと思う。飽くまでも外国からのお客様であるから、アメリカ側の権威者たちが何処まで本音を語るか、または質問か議論をする際に何処まで突っ込んだ討論が出来るのかは、私には分からない。
YM氏はアメリカでのビジネスの世界を何年が経験してから、ハーバードを経て私とは別な学問の分野で私よりも深くアメリカに浸透した。その意味でも傾聴すべき事を言ってくれると思っている。故に何時もその意見というか見解を傾聴している異色の人物である。彼は相変わらずスタンフォード大学の経済学部教授のOB会との交流などは続けているが、敢えて我が国のマスコミと接触しようとはしていない。また、民主党のナンシー・ペローシ下院議長との関係も維持している。このように私にとっては貴重な友人である。
その彼が自分の周囲には一人もトランプ大統領を好んでいる者はいないと言っているのは、こういう背景があるのだ。その彼にしても、未だにトランプ大統領とバイデン候補の何れが勝つのかは判断出来ないといっている辺りが、今回の選挙戦の混乱の度合いを表していると思う。これでは、何となくYM氏の宣伝のようになってしまったが、このような人物もいるのだと思って語って見た次第。
私が以前にも採り上げた事だが、アメリカで上澄みの層にいるいる人たちの社交性の高さと社交辞令の巧みな表現に出会うと、余程アメリカの社会に慣れない事にはついその気になって「自分も満更ではないのだ」とばかりに、浮かされていまうことがあると思う。いえ、思い上がらせられるかも知れません。家内も私がその社交辞令的な発言を忠実に通訳したのを聞いて「余りに世辞が上手すぎてかえって本当の事を言っていないのではと感じた」という感想を漏らしていた。女性独特のカンにはそのように聞こえるらしい。
トランプ大統領が個人的に話をしている場面がテレビなどで流れることなどあり得ないので、彼が友人や知人と語り合っている際にどれほど社交的な人物なのかは知り得ようがないと思う。いや、何時でもあのように乱暴な口の利き方をして汚い言葉を使っておられることはあるまいと想像している。トランプ氏と個人的に付き合いがある在NYのエコノミストのH氏が、立候補した頃に言っていたと聞いた。だが、彼は「もしもNYの街中でうっかりそんなことを言えば、後ろから刺殺されそうなほどトランプ氏は嫌われていた」とも補足したそうだ。
私がトランプ氏のキャンペーンの演説を聴いていて「あそこまでやるのか」と寧ろ感心している点がある。それは、トランプ大統領はアメリカ人的な社交性も何もかなぐり捨てて、再選される為には自己の最大限の利益と安全保障の為に、ひたすらバイデン氏を罵ることに徹底し、自分の陣営側のはずのファウチ所長までも貶している点なのである。要するに、我が国のように「エールの交換」などという儀式はあり得ない世界だ。
しかも、アメリカ合衆国の大統領ともあろうお方が平気で「汚い言葉」を使い、“you know”を挟んでまで下層階級が多い支持層に受け入れられそうな言葉を意図的に使っておられる点が凄いと思うのだ。明らかに上流階級である誇りまでかなぐり捨てておられるのだ。この点は何度も指摘したことで、トランプ大統領が語りかけているのは知識階級ではなく、労働者階級等である彼の支持層であるということだ。即ち、彼等にとって解りやすい言葉を使っておられるのだ。彼等にこの点についてはYM氏も同意見だった。即ち、「目的のためには手段を選ばず」の状態だということ。
我が国には多くのアメリカ事情通の評論家や専門家が多くおられると思う。その方たちのご意見は尊重すべきだとは思う。だが、YM氏にしても、不肖私にしても彼等アメリカ人たちの中で過ごし、彼等と知り合い語り合って初めて知り得たアメリカの実態と事情を語っているのだと思う。一方、評論家や専門家の方々は外国人として非常に良く勉強しておられルのは間違いないと思う。飽くまでも外国からのお客様であるから、アメリカ側の権威者たちが何処まで本音を語るか、または質問か議論をする際に何処まで突っ込んだ討論が出来るのかは、私には分からない。
YM氏はアメリカでのビジネスの世界を何年が経験してから、ハーバードを経て私とは別な学問の分野で私よりも深くアメリカに浸透した。その意味でも傾聴すべき事を言ってくれると思っている。故に何時もその意見というか見解を傾聴している異色の人物である。彼は相変わらずスタンフォード大学の経済学部教授のOB会との交流などは続けているが、敢えて我が国のマスコミと接触しようとはしていない。また、民主党のナンシー・ペローシ下院議長との関係も維持している。このように私にとっては貴重な友人である。
その彼が自分の周囲には一人もトランプ大統領を好んでいる者はいないと言っているのは、こういう背景があるのだ。その彼にしても、未だにトランプ大統領とバイデン候補の何れが勝つのかは判断出来ないといっている辺りが、今回の選挙戦の混乱の度合いを表していると思う。これでは、何となくYM氏の宣伝のようになってしまったが、このような人物もいるのだと思って語って見た次第。
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