1010 Radio

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中国・大地震被災地で医療活動を開始するロシア

2008-05-19 | ラジオ
16日と17日の2日間で中国の大地震被災地に向け、モスクワから2機の特別機が
飛び立ち、医療設備機器のほかレスキュー、医師、心理学者たちを運び届ける。
隣国への災害救助活動の詳細に付いて、ロシア非常事態省の広報部部長が、ロ
シアの声からのインタビューに次の様に答えている。

ロシアは世界でも先駆けて、中国の大災害に反応を示し物資や専門家の派遣、仮
設医療所の設置を申し出ていた。今回派遣される人員の内訳だが、先ず29人のレ
スキューでその中の4人は瓦礫に埋まった人を助ける救難犬4頭を連れている。
そして13人の医師とロシア非常事態省オペレーショングループとなっている。
ロシアからの専門家達は現地で必要な機材を全て持ち運ぶが、そのなかには捜索
用の機器(?)をこじ開ける機械の他に、特別な機器を備えた悪路でも移動可能な自
動車などが積み込まれている。
ロシア非常事態省のレスキューは完全に自前で行動できる体制を整えている。
また近いうちに野営の医療センターを現地に置き、被災地の市民の医療活動に役
立てる計画となっている。
ロシア非常事態省広報部部長は、このように話している。

2万人の市民の命を奪った大地震から3日が過ぎ、犠牲者の数も刻々と増え続けて
いる。
中国政府は外国からのレスキュー隊の受け入れを開始し、15日、先ず最初に日本
からの派遣要請が受理され、その数時間後にロシアからの要請が受理された。

ロシアには海外での救難活動で培った豊かな経験がある。
これは捜索、救助活動、災害現場の瓦礫を除去し怪我人に行われる救急医療処置
診療処置となっている。
地震発生から4日間、未だに瓦礫の下には数千人もの市民が埋まったままである中
国は、まさにこういった国際協力の必要性を実感している。
救助の可能性は時間が経てば経つほど薄れてくるものとなっている。
今回のレスキュー派遣に先駆けて、ロシアの輸送機で60トンの人道援助物質を送っ
ている。
その内訳はテント毛布マットレスで大災害に見舞われた中国で何よりも先ず必要
とされているものだからだ。
そしてこの先も補足的な援助物質も送られる予定になっている。

一番困難のとき中国は常に隣国ロシアからの援助を受けることが出来る、そうした良
好な関係にあるが今回の援助例は、それをさらに確認するものとなった
露中の2国間間系の緊密さとパートナー関係の堅さは何よりも先ず、この様な非常事
態で明らかにされたものと言えるだろう。

(?)は発音が不明瞭で聴き取れず

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5月16日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル