●プーチン大統領は皇居を訪れ天皇陛下と会見し、日本公式訪問を
全て終えた。プーチン大統領はモスクワに帰還する途中、極東の街
に立ち寄った。
●ラブロフ外相はブリュッセルで記者会見を行い、そのなかでイランの
核開発問題が国連安全保障理事会に付託される可能性があるとの
見方を示した。しかし同時にラブロフ外相は、それは大量破壊兵器の
拡散と言う、現実的な脅威が生じた場合にのみ起こりうるもので、現
時点でそのような脅威は見当たらないとした。
●イスラエルが政治危機に見舞われている。シャロン首相は議会が政
府の効果的な活動を妨げているとして、大統領に対し議会の解散を
要請した。これに対し議会は首相への不信任を表明し自ら解散を宣
言した。これによりイスラエルでは来年3月総選挙が行われる見込み。
●イスラエルでは南レバノンから、ロケット弾が打ち込まれた。発砲し
たのはイスラム教シーア派組織で約10人の市民が負傷した。これに
対しイスラエル軍は、空と陸から報復措置をとった。陸上での砲撃戦
の結果、レバノンの空港が破壊された。
●国連はレバノンとイスラエルの国境で起きた武力衝突に付いて、緊
張の高まった危険な事態とする声明を表した。
●アメリカ軍は2年前にイラクとの戦争中、猛毒のハクリンを使用してい
たことが明らかになる。ハクリンを爆薬製造に使用することは国連条
約で禁止されており、この条約にアメリカも調印している。
●ウズベキスタンにある、アメリカ軍の基地が閉鎖された。アメリカ軍の
最後の軍用機が飛び立った後、アメリカ国旗を下ろしウズベキスタン
側に基地の鍵を渡して開け渡した。
●モロッコは政治分野と経済分野における、ロシアとの協力発展を進
めていきたいとした。これはラブロフ外相のモロッコ訪問を前に、モロ
ッコ政府の実力者ナンバー2である国務大臣が述べた。
●ドイツ連邦議会は首相選出投票を行い、キリスト教民主同盟のアン
ゲラ党首を新たな首相として選出する。
●オレンジ革命から1年を迎えたウクライナでは、国民の多くが1年前
に指導者らから示された約束が、未だに果たされていないと考えて
いる。
●スイスでの展示会の後、差し押さえられていたモスクワの美術館の
絵画を乗せた、最初のトラックがモスクワに到着する。