昨日は今週飲んでいたイタリアのキアンティワインを紹介しました。
私が子供の頃は、キアンティワインは藁で包まれていましたが(年がばれる)、今はほとんど見なくなりました。
さすがに、キアンティのワイナリーに行くと、地下セラーや部屋の片隅に、編み込んだ藁で包まれたボトルが置いてあったりします。
藁に包まれた「fiasco」(フィアスコ)と呼ばれるキアンティのボトル
地下で埃をかぶっている古いフィアスコボトル
藁で包まれているのは、運ぶ時にボトル同士がぶつかって割れるのを防ぐため、といわれています。
あるワイナリーの庭の片隅に、取っ手のついた編みかごに包まれたボトルがありましたが、ボトルを安全に運ぶには、この方法が安全だったんですね。
現代の「プチプチ」の役割です(笑)
フィアスコボトルはかさばるので、大量に運ぶには適していません。
現代では、スリムなボトルになり、輸出にもバッチリ対応しています。
ノスタルジックなフィアスコボトルがいい!というリクエストもあるので、今もフィアスコボトルで販売している生産者もあります。
日本で買えるものもあるので(ベリーニ社)、気になる方は探してみてはいかが?
キアンティ地元のレストランではフィアスコのキアンティワインが飲み放題でした