2022年になって最初に私が開けたワインはこちら。
ボルドーのスパークリングワイン、クレマン・ド・ボルドーです。
JAILLANCE CRÉMANT DE BORDEAUX BRUT Héritage(France, Bordeaux)
「ジャイアンス・クレマン・ド・ボルドー・ブリュット・エリタージュ」は、白ブドウのセミヨンと黒ブドウのカベルネ・フランを使用し、瓶内二次発酵でつくられた白のスパークリングワインです。
セミヨンとカベルネ・フラン使用がボルドーっぽいですよね。
画像がブレていてすみませんが、ワインの色は思っていたよりも濃いめの麦わら色でした。
泡は力強く、ワインの味わいもしっかりしています。
白い花を思わせるふわりとした上品な香りはセミヨンから、ワインの骨格はカベルネ・フランから来ていると思われます。
繊細でミネラリーなタイプというより、ぼどよいボディがあるので食との相性が良さそうなタイプだと思います。
このクレマンは、前に紹介したボルドーワイン委員会の新セレクション「MyBordeaux Selection」にリストアップされているうちの1本なのですが、それによると、「舌に心地よい泡を楽しみながら 鍋を囲むシーンにパーフェクトバランスのスパークリング」と紹介されています。
色々な素材が入った鍋は、たしかに合いそうです。
他にも合う料理が紹介されていますので、ぜひサイトで確認してください。
※下にリンクのURL貼ります
え?これも合う? と実際に試して驚いたのが、「数の子」。
お正月用に用意し、日本酒に合わせるつもりでした。
が、魚卵とワインの相性の悪さを体感しようと思い、このクレマンと数の子を一緒に口に入れて見たところ、生臭くない!
いや、むしろ合う!?
そういえば、世界三大珍味である高級品のキャビアにシャンパーニュ、とよく言われますが、「クレマン・ド・ボルドー&数の子」の組み合わせもアリじゃない?
「イクラ」も大丈夫でした。
これは絶対に合うはず、と思って口に入れた「金柑のシロップ煮」も、クレマン・ド・ボルドーとバッチリ
甘く煮た金柑の甘酸っぱさと皮の少々ビターなところがクレマンに合ったと思います。
お正月のいろいろな食べ物とチャレンジしてみるのも楽しかったですよ
このクレマンのアルコール度数は12.5%。
私が年末に飲んだ日本酒は17%。おいしいけれど、強い!
それに比べると、かなりライトなアルコール度数というのもありがたいです。
※輸入元:飯田 希望小売価格(税込): 2,530円
さて、本日のタイトル「2022年の注目したいワイン産地」に「ボルドー」を選んだのは、以下の理由からです。
ボルドーというと、ワインのことを詳しく知らない人でも知っているくらい世界的に有名な、伝統あるワイン産地ですよね?
五大シャトーに象徴される超高級ワインがある、というのが一般的なイメージかと思いますが、格付けされている高級ワインはほんのわずかで、日常的に楽しまれているワインの方が多いんです。
ボルドーは赤ワインだよね? ーだけではなく、白ワインも有名ですし、白は辛口と甘口があり、ロゼワインもあります。
また、ロゼワインと赤ワインの中間的存在のクレレもあり、今回紹介したスパークリングワインのクレマン・ド・ボルドーもあります。
カテゴリに多様性があり、生産者によるスタイルの違いもあり、バラエティ豊かなワインの産地、それがボルドー。
クレマンをアペリティフに、白、ロゼ、クレレ、赤を食事とともに楽しみ、デザートには甘口ワインを、と、ボルドーワインだけでコースのすべてが楽しめる多様性を持っているのに、高級赤ワインにしか目が行かない人が多いこと、多いこと…
世界中に魅力的なワイン産地がある現在、伝統産地ボルドーはクラシカルで、悪くいえば古めかしいイメージがあるかもしれません。
が、伝統産地の中にある変化、新しさを発掘していくのもアリだと思います。
「温故知新」
このところずっと人気の地場品種のワインも、まさに「温故知新」から。
伝統の中に潜む珠玉のワインを探る、を念頭に、今年は色々と飲み、紹介していこうと思います。
[参考]
MyBordeaux Selection&若い世代のワインビギナー向け新特設サイトローンチ@ボルドーワイン
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/d3cbef668aa9caf91b4e7c99f3637a48
MyBordeaux Selection
https://mybordeaux.jp/mybordeaux-selection/
ジャイアンス・クレマン・ド・ボルドー・ブリュット・エリタージュ
https://mybordeaux.jp/wines/heritage/
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